去年の、11月29日㈭に、私が在籍する大学にて、丸山敬太さんの講演会がありました。


丸山敬太さんは、デザイナーとしてとても有名な方だと思いますが、私が在籍する大学の特任教授でもあるということです!!


今回は、「ファッション界で活躍するには」というテーマだったそうです。

その内容をまとめてみたいと思います。


 まず、丸山敬太さんの2013Spring/Summer Collectionの映像を観せていただきましたが、そのコレクションは私が知っている従来のコレクションの形式ではなく、より自由な、その洋服を着る人のライフスタイルやその背景にある環境なども垣間見れるようなインテリアの数々があるステージのような所にモデルさん達が登場して、ソファーに腰掛けるというようなスタイルでした。インテリアなどで、雰囲気なども含めたコンセプトなども表現されているような印象で、シンガポールの”RAFFLES HOTEL”というホテルが舞台だとのことでした。


クリエイションをする上で、大切なことや、その過程については、100人いれば100通りあると思うが、丸山敬太さんはまず、”気分”から考えてスタートするそうです。具体的には、”言葉”を大切にしていて、”イメージワード”から浮かび上がってきた”気分”を地図のようにして、その言葉からスタッフの方達と一緒に展開、表現していくそうです。


コレクションの”コンセプト”については、毎回明確ではなくても、コンセプトがなくては洋服が作れないわけではなく、着たい洋服を創っていることもあるのでコンセプトはそのシーズンの”気分”、”自分が着てもらいたい服”がコンセプトであり、着ると気分が上がるような洋服などを創りたいとおっしゃっていました。


具体的には、花柄などを使ったお洋服が多いのは、自然界の花の美しさを表現するためであり、花のモチーフなどの刺繍は”手作り”にこだわっているそうです。


また、着る洋服によって得るものはたくさんあると思っているとのことでした。


 時々、丸山敬太さんの人柄なども垣間見れるような場面もあり、とても貴重な、なごやかでもある講演会でした。


 ありがとうございました。