9月21日(日)
モニカの眼科検診のため
箕面の凄腕先生の所へ
行ってきました。

先月の検診で
緑内障を発症してる右眼の眼圧が
上がってきている事が判明し
点眼薬が変更になりました。

新しい薬を点眼後、
瞳孔がかなり縮瞳していたので
充血は引かなかったのですが
新しい薬が効いているのだと
思っていました。

目ヤニがひどくなる事もなかったし
角膜の浮腫もなかったし
痛がる様子もなかったので
大丈夫…かな?
と思っていました。

が、昨日の診察で
右眼は眼圧が33もありました。
ちなみに左眼は10です。

眼圧降下の目薬が
効かなくなってきたようです。

眼球も左に比べると
若干 大きくなっていて
光に対する反応も
ほぼ無くなっているようでした。

確かに最近、
右側をよくぶつけるように
なってきてました。

右眼の視力がほぼ無い事は
私も薄々気付いてました。
薬で瞳孔が縮んでるので、
見にくいのは見にくかったと思いますが
それとはまた違う雰囲気でした。

先月の診察で凄腕先生に
今後の方針を決めておいてください
と言われ、色々と考えました。

モニカにとって1番良い道は何か…?

今までも ずーっと考えていましたが
結局、分からないまま
ここまで来ました。

モニカの眼の状態が
「悪い」ように見えなくて…
いや実際、悪いんですけど
左眼は見えてるから
普段の生活に支障は無さそうだし
薬も効いていたし
急を要する状態に見えなかったので
(目ヤニ、痛み、白濁等)
あまり実感が無かったのかも…

この状態で手術するの?
って疑問に思ってました。

だから
昨年末の手術の予定も
キャンセルしました。

バイパス手術は
悪くなってからでは遅いので
タイミングが大事だと
分かっていたつもりでしたが
実際のモニカの眼の状態を見ると
踏み切れませんでした。

そして今…

自分でも
バイパス手術のタイミングを
逃したな、っていうのは
感じていました。

先月、凄腕先生が
バイパス手術をするなら今がラスト
って言って下さったのも
実際は私の心情を汲んで下さっての事
だと思います。

本当は
もう遅かったと思います。

ただ、
私が後悔しないように…と。

私が後悔する事よりも
モニカに負担をかける事の方が辛いので
右眼に関しては このまま薬を継続し
その時が来たら「義眼」にする事に
決めました。

緑内障の外科的処置として
バイパス手術は まだまだ
メジャーではありません。

症例数も少なく
術後のデータも
まだ少ないようなので
どうなるのか?っていうのが
はっきりは分かりません。

もちろん上手くいく場合もあるけど
合わなかった時は結局 短期間で
義眼にしないといけません。

緑内障発症当時は、
義眼は嫌だ!
っていう思いが正直、ありました。

ぶっちゃけ、義眼に対して
マイナスイメージしかなかったんです。
恐怖感もあったし…

今は、
そういう思いもだいぶ
薄まりました。

それを先生に伝えると
いい意味で背中を押してくれました。

義眼と決めたものの
やっぱり…
モニカの右眼が無くなってしまうのは
悲しいし、辛いです。

義眼にすると
眼が グレーというか、
白っぽくなるそうで
モニカのチャームポイントでもある
綺麗な茶色い瞳が無くなってしまいます…

先生も
左右の色が違ってくるので
若干の違和感はあると思う
と言われました。

4歳で白内障を発症し、両眼手術。
6歳で緑内障発症。
おそらく7歳の年(今年)で義眼手術に
なると思います。

犬生の約半分で
片目を失うなんて…

病室でどんよりしてた私に
凄腕先生が
「次の診察もコッカーさんなんですよ。
    今、待合室におられます。
    その方もTさん(私)と同じで
    ずっとバイパス手術を悩んでおられました。
    でも事情があって、
    今年の5月に義眼手術されましたが
    今では笑顔で通院されてますよ。
    待合室で少しお話されたらどうですか?
    とても良い方なので、話やすいと思います。」

と教えてくださいました。

診察が終わり、待合室に戻ると
小柄な可愛いバフの女の子がいました。

飼い主の女性もモニカを見つけると
「わぁー、珍しい色ですね!」
なんて気さくに声をかけてくださいました。

そこに凄腕先生が
「こちらの方(私)も
    バイパス手術を悩んでおられたんです。」
と お口添えくださいました。

私が
「悩んでる間に眼圧が上がってしまって
    義眼になると思います…」

って言うと、

「そうですか……
    でも、私は義眼にして良かったです。」

と。

同じような境遇の方にそう言われると
なんだか妙に説得力がありました。

そのコッカーちゃんの
お顔を見せていただきましたが
その子が元々黒い瞳だった
っていうのもあり、全く違和感は
ありませんでした。

コッカーちゃんにも
飼い主の女性にも悲壮感は無く
明るかったので安心しました。

凄腕先生が
「○○さん家の こなんちゃんも
    見ておられると思うので、
    イメージもしてもらいやすいんじゃないです?」

そうそう。
アメコ友達、うさぴよさん家のこなちんも
義眼にしています。
それでも2人はいつも楽しそうです。

私は「眼を取ってしまう」
という恐怖感や
大切なモニカのどの部分も
欠けさせたくないという
意地みたいなものに
囚われ過ぎていたのかもしれません。

今でも それらの思いが
完全に払拭できたか?というと
しきれてない部分はありますが
良い方向に向かって
前進しなければなりません。

それが「義眼手術」なのだと
自分に言い聞かせています。




凄腕先生は
今月末から10月末まで
アメリカに行かれたり
ご自身の病院の開院の準備で
捕まりません。

早速、
開院初日に診察の予約を
入れてきましたが
次の診察までの1ヶ月…
無事に過ごせますように。

神様、仏様、お天道様
どうかよろしくお願いします。




メモ
義眼手術に向けて角膜保護のため、
タリビット眼軟膏0.3%追加。