2021年8月末をもって、米軍は、アフガニスタンから撤退した。
アフガニスタンは、イスラム教を信条とするタリバンに移った。
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20年前の9.11事件の後、
私は、ブッシュ大統領による「テロとの戦い」(の言葉)に驚き、
私の母校:米大学院同窓生2000名超に
「理解が浅薄過ぎる。勝てない戦争は、無駄」と訴えた。
中に賛成する同窓生もいたが、99%以上から、
たいへんな反発を買った。
テロは、各個人に潜むネガティブな感情が土台である。
「なぜ、自分は貧困で、他人らは、楽しく暮らしているのだろう?」などである。
イスラム教は、同様にネガティブな感情を土壌にしている。
つまり、イスラム教とテロとは、非常に相性が良い。
彼らは、貴方にお金がなければ、「金持ちから貰うべきだ。」と教える。
金持ちへの教えも「お金を貧者に与えるのは、素晴らしい」である。
イスラム教の不健全性は、物事の良くない面、生活のつらい面に関心を向けさせ、それを土台に信者を増やすことである。
現生での健全な努力を奨励せず、今の生活の暗い面に注意を向けさせ、希望は、死後の世界にあるとする。
最後の救いとして、神のため信仰のために(イスラム教における正義)、命を捨てることを賞賛する。
何百年も継続した宗教(哲学)として
不健全な思考から始まり、信条のために死ぬ。
最後まで、矛盾がない論理性がある。
もっと分かり易い点は、
「女性の美しさは、心を惑わせ、良くない。」
だから、「髪を見せるな!」「肌を見せるな!」「顔を旦那以外の男性に見せるな!」である。
人が自然に希求するもの:真善美を求めてはいけない。
美は、隠蔽すべきものとし、真も善も、イスラムの教義に準拠したものだけが容認される。
貧者は、仕事でなく、朝から金持ちの家を巡り、お金をせびるのが、日課である。
そのように、乞食行為・怠惰がイスラム教によって、正当化される。
概括すると、西アフリカでは、北部が、北東アフリカでは、南部が、イスラム教の影響が強く、政治経済的に困難な面がある。
ODAには、貧困撲滅という言葉があるが、
貧困こそが、イスラム教が、花開く土壌なのである。
日本の小学校では、多くのイスラム教の親は、日本の法規や学校のスケジュールより、イスラム教を優先する。
教師は、それに合わせ、課外授業を子供たちに提供しなければならない。
元々のイスラム教の教義は、経済社会をよりよくする目的があった。
例えば、部族間の戦闘が続く中、兵士となる男性の数が減ってしまった。だから、男性は、4名までなら、婚姻が許され、女性に生きる道を提供し、将来戦う兵士を生ませた。
(子供のいない女性が減る意味では、合理的)
しかし、イスラム教の現状の教え方は、
1.貧困を正当化し
2.社会や他者依存を正当化し
3.怠惰を正当化し
4.外国社会へのただ乗りをも正当化する。
(彼らは、日本の規則には従わないが、良質の日本の医療制度は使う。
現代の私達の街のイスラム教徒らは、貧困と戦乱に明け暮れる母国を捨て、日本の平和、安全、医療、福祉制度への Free riders である。
英国は、サッチャー以降、外国人留学生の授業料を3倍にしたが、日本でもイスラム教徒には、経済的貢献度により、3倍税の議論があっても不思議ではない。)
などの問題があり、日本でも政治問題化していないのが、不思議である。
最初の問題に戻ると、
貧困だけを知るテロリストには、イスラム教の教義以外に、
自分の命を含めて、資産もなく、捨てるものが殆どない。
また、テロ組織は、経済的にも信条面からも、強靭な支持を得た、ゲリラ戦の実行部隊である。
そのため、テロ組織(ゲリラ)との戦いを民主主義・人権尊重の近代国家が、武力で勝ち抜くことは、不可能である。
日本の原発施設に限らず、都市部の鉄道、道路、橋梁、役所の建物・・あらゆるものは、テロ対象になり得る。
これらが、殆ど無防備なのは、互いの信頼と勤労の努力と倫理(善意)という柱の上に私たちの現代社会が成立しているからである。
テロに対しては、以下を目標に個々人が穏やかに対応する以外にないと思う。
1.イスラム教の教義の教え方の変革
(インドネシアなど、原理主義が強くなって悪化しているが。)
2.社会から貧困をなくすこと
3.現生での成功の希求の奨励
上記の1~3を追求すると、古い狭量なイスラム教は、生きていけないが、
教義の変革以外に道はない。
それだけが、彼らを含め、人類全体を幸福にする道である。