Acroquestでは、オフィスの掃除を毎日社員がやっている。
業者は入れていない。
何年間も欠かさずにやっているため、オフィス掃除の
ルールや手順は、ばっちり決まっている。
例えば、掃除に使う台拭きや雑巾はきれいさの程度によって
分けられている。
XX(ばつに)→いわゆる雑巾。食事に使うテーブルは拭かない。
X(ばついち)→汚れていないきれいな台拭き。
無印→きれいなタオル。手を拭く用途。
そして洗う時も、XXは他とは一緒にしないルールである。
ところが今日、これらが混ざった状態で洗われていたことが
判明した。これはAcroquest社員としてはかなり衝撃的なことである。
混ぜてしまっていたのは、ミャンマー出身の社員Yである。
実は、一部の雑巾にX印がついていなかったのである。
そのため、Yが間違えてしまったのだ。
しかし、日本人社員は間違えてはいなかった。
なぜか?
問題となった雑巾は、雑巾として縫われていて、マークなどなくても
日本人ならそれとわかるからだ。
しかし、ミャンマーにはそのようなものがない。
だからYにはわからなかったのである。
すぐさま「雑巾らしい」雑巾にもXXがつけられることになった。
一見、ばかばかしいことのようだが、日本人だけの思い込みで
失敗することはよくある。
これもその一例である。
以上