介護のとしごろ -4ページ目

全部、いい方に変える

斎藤一人さんの心に響く言葉より…

 

 

あのな。

 

“いいこと”ってね、いっぱい、やんなきゃダメなんだよ。

 

体にいいもの、といったってな、朝鮮ニンジンだろうが、何だろうが、体が治るまでには相当量、要るんだよ。

 

“いいもの”というのは、食品だろうが、そういうものなの。

 

 

ところが、悪いものってのは、毒薬ってのは耳かき一杯あれば、ここにいるオレたち全員、死ぬんだよ。

 

アレぐらい、少量でも効くものはない。

 

それと同じように、他人(ひと)には毒のある言葉だとか、傷つける言葉って、ちょっとでも、すごい効くんだよ。

 

 

人の悪口とか、いじめって、それをやられた人の心をどのぐらい、傷つけるか。

 

たったひと言、吐いた毒で、簡単に人は傷ついて、オレたち、それを直してあげるのに、どのぐらい、たいへんか。

 

ひと言、吐いた毒で傷ついた心をキレイにしてあげるのに、オレたちは何年かかるか、わかんないんだよな。

 

 

だから、一つひとつ、ひっくり返して、ひっくり返す努力っていうのがな。

 

悪いものを“いいもの”にひっくり返す、ひっくり返す努力を自分にやって。

 

それができるようになったら、今度、自分の周りにも、

 

「おまえ、こういうとこで、つかえてんだったら、こういうふうに、ひっくり返したらどうだ?こう思ったらどうだ?」っていう。

 

 

周りにいる人に、「そんなことないよ、気にするなよ」って、心の重荷をとってあげる。

 

一つずつ、一つずつさ、「そんなことないよ」って。

 

一人さんなんか、もっと成績悪かった(笑)。

 

それだって一人さん、明るかったじゃないか、って。

 

全部“いいほう”に変えていこうよ、って。

 

 

おねしょしてたのなら、あなた、自分で「世界地図書いてたんだ」って、笑い飛ばそうよ。

 

そしたら自分は気が楽になって、周りの人も助かるよ、って。

 

 

『自分さがしの旅』ロング新書

 

 

 

 

斉藤一人さんのいう「自分さがしの旅」とは、自分の先祖だとか、ルーツを探す旅ではない。

 

自分の記憶の中を旅することだという。

 

「本当の自分って、どんな人なんだろう」と。

 

自分が「できないと思ったこと」や、「親やまわりから言われた欠点や弱点」などをもう一度見つめ直し、それをオセロのようにひっくり返す旅のこと。

 

 

一人さんは、「未来は変えられないけど、過去は変えられる」という。

 

過去は、「ああいうヒドイことがあったけど、あのおかげで今がある。感謝だなぁ」と過去の記憶をよい方にひっくり返すことだ。

 

過去の、「病気や事故」も、「心を傷つけられたこと」も、「恥ずかしい失敗」も、「嫌な出来事」も、みんないい思い出に変える。

 

失敗は笑いのネタにするのだ。

 

 

 

全部、いい方に変えられる人でありたい。

 

 

 

「人の心に灯をともす」より

 

 

…と書かれていました。

 

すべての失敗は脳を成長させる

黒川伊保子氏の心に響く言葉より…

 

 

30代までの脳にとって、「失敗」は、脳のメカニズムの一環で、必要不可欠な頻出(ひんしゅつ)イベントである。

 

若者は、いちいち落ち込んでいたら、脳が疲弊してしまう。

 

それではまるで、おしっこする度に落ち込んでいるようなもの。

 

好奇心が萎えてしまい、日々の暮らしの中に埋もれてしまう。

 

 

40歳を過ぎると、もの忘れが始まる。

 

もの忘れは、脳が無駄を知り、本質を極めてきた証拠。

 

「本質的でない無駄な情報」に電気信号を流さなくなるから起こるのである。

 

当然、人は失敗しにくくなってくる。

 

 

とはいえ、新しい世界に挑戦するときは、やっぱり失敗する。

 

逆に、失敗しなくなったら、成長していない自分を嘆いたほうがいい。

 

ときには、失敗を求めて、新しいことに挑戦してみればいい。

 

失敗したら「しめた」と思おう。

 

好奇心を失わず、失敗にタフな大人はかっこいい。

 

若者たちを英雄の道へ導く、いいお手本でもある。

 

 

英雄は、誰よりも勘とセンスが働かなくてはならない。

 

だとしたら、誰よりも、失敗を知らなければならない。

 

 

脳は、体験によって進化している。

 

失敗すれば、失敗に使われた脳の関連回路に電気信号が流れやすくなる。

 

中でも、さまざまなかたちの成功に使われる本質的な回路は、使われる回数が多いので、特に優先順位が高くなる。

 

これこそが、物事の本質を見抜く洞察力の回路に他ならない。

 

 

超一流のプロたちが持つ力だ。

 

彼らは、この回路を使って、「勝ち手」を瞬時に見抜く。

 

この回路は、成功体験を積み重ねることによってつくられる。

 

 

しかしながら、成功体験を劇的に増やし、大切な回路に何度も信号を流して「本質の回路」に昇華させるためには、その前に、十分に、無駄な回路を切りすてておく必要がある。

 

その無駄な回路を捨てる、成功への基本エクササイズこそが「失敗」なのだ。

 

この世のどんな失敗も、脳の成長のためにある。

 

失敗の数が多いほど、そして、失敗の「取り返しのつかなさ」が深刻なほど、脳は研ぎ澄まされた直感を手にし、その脳の持ち主は輝かしいプロになり、しなやかな大人になる。

 

しがたって、「失敗」は、恐れる必要がない」

 

 

昔からよく「若いときの苦労は買ってでもしろ」とか「失敗は成功の源」などと言うが、あれは、単なる慰めでも、結果論でもない。

 

脳科学上、非常に明確な、脳の成長のための真実なのだ。

 

 

若くても、勘のいい子はいる。

 

たしかにそう。

 

しかし、そんな若者は、子どものうちに、人一倍、試行錯誤を重ねてきた子たちだ。

 

 

小さなころから世間をなめて、うまくごまかし、失敗を回避してきた脳こそが深刻。

 

「逃げがうまい要領がいい若者」は、本当に大成しない。

 

一流の場所に一人も残らない。

 

 

かくも、失敗とは、脳にとって大事なのである。

 

心を痛めた分だけ、脳はよくなる。

 

ネガティブだと思っていた現象が、不可欠であること。

 

脳を研究していると、よく出会う真実である。

 

脳は一秒たりとも無駄なことはしない。

 

 

『英雄の書』ポプラ新書

 

 

 

黒川氏は、失敗のことを「人生をドラマチックにしてくれる、神様の演出」だという。

 

同じ事象を、「失敗」と呼ぶのと、「やっとドラマが始まった」と思うのとでは、天と地ほども違うからだ。(以上本書より)

 

 

テレビのドラマにおいても、物語がいよいよ佳境に入ると、泣きたくなるような失敗や、大きな困難が起こる。

 

そして、それを乗り越えたとき、そのドラマはハッピーエンドに向かう。

 

一度の失敗もない、成功しっぱなしのドラマなどはつまらなくて誰も見ない。

 

人生も同じで、山あり谷ありだからこそ、そこに味があり、深さや厚みが出る。

 

 

すべての失敗は脳を成長させる。

 

 

「人の心に灯をともす」より

 

 

…と書かれていました。

 

ありがとうの奇跡

小林正観さんの心に響く言葉より…

 

 

ある74歳のかたのお話です。

 

そのかたは目に傷があるということで、医者から手術が必要だと言われていました。

 

「手術をしなければ、おそらくこのまま目が見えなくなるだろう。しかし、手術をしても、必ず見えるようになるとは限らず、見えるようになるかもしれないし、手術が失敗しても見えなくなるかもしれない」

 

ということでした。

 

そのときに、そのかたが選択したのは第3の道でした。

 

「ありがとう」をたくさん言うと奇跡が起きる、ということ。

 

それに賭けようと思われました。

 

 

どうせ仕事をしていないのだから、そのかたは、朝9時から夕方5時まで“仕事として”「ありがとう」を言ったのだそうです。

 

半年の間に、その数はなんと130万回に及びました。

 

130万回言い終わって、再び医者に目を見てもらったところ、傷が進行しておらず、視力も衰えてきていないことが判明しました。

 

 

別の60歳くらいの女性から聞いた話です。

 

その女性はある時期、自分の体がたいへん弱って、壁や机につかまらなければ立ちあがれない、歩けないということがありました。

 

あまりに弱っているということで医者に診てもらったところ、末期のガンだったそうです。

 

医者には「入院加療の必要はありません。自宅療養をしてください」と言われました。

 

つまり、もう病院では手の施しようがないので、自宅で残りの日々を過ごしてくれ、ということのようでした。

 

その宣告を受けたとき、暗澹(あんたん)たる気持ちになったのですが、1つだけ光明がありました。

 

その宣告の1週間前に、娘さんが次のような話をしたのです。

 

 

小林さんという人の話で、「ありがとう」の話があった。

 

心を込めなくてもいいから「ありがとう」を25000回言うと、なぜか涙が出てくる。

 

その涙が23時間出た後で、再び「ありがとう」を言おうとすると、心の底から感謝の念が湧いてくる。

 

その気持ちを込めて、あと25000回ほど言うと、突然に、自分にとってうれしく、楽しく、幸せな奇跡が起き始める。

 

 

女性は「へー、そんなことがあるの」と軽く聞き流したというのです。

 

しかし、その1週間後に末期ガンの宣告を受け、こう決意しました。

 

「もう、ほかに手の打ちようがないのであれば、奇跡に頼ってみよう。11000回言うのを100日間続ければ、いくらなんでも、5万回に満たないことはないだろう」と。

 

30日ほどたって、自分の足で歩けるようになりました。

 

2ヵ月後、隣近所の人から「顔色がよくなりましたね。お元気そうですね」と言われるようになりました。

 

3ヵ月ほどたつと、体重が増えてきました。

 

 

これはおかしい、と女性はさらに10日間「ありがとう」を言い、合計10万回となったところで、もう一度、病院の検査に行くのです。

 

検査の結果は、ガン細胞が全身からすべて消えている、というものでした。

 

すべての人にこの方程式が当てはまるとは保証できませんが、「ありがとう」の言葉にはものすごい力があるらしい、と証明された出来事でした。

 

『神様を味方にする法則』マキノ出版

 

 

 

 

こういう「ありがとう」の話をすると、「うさんくさい話」と切り捨ててしまう人がいる。

 

そういう人たちには、どんな療法をすすめても信じない。

 

 

切羽つまった人は別だ。

 

「それより他はなし」、と固く信じて行う。

 

心の底から信じたとき、カチッとスイッチが入り、奇跡が起こる。

 

 

ありがとうの奇跡を信じたい

 

 

 

「人の心に灯をともす」より

 

 

…と書かれていました。