フォスターしていた犬のヒッピーで思い出したのですが。

 

この子を預かっている時、子供たちはまだ二人とも小学生で、家にランチに帰って来ていました。

 

 

アメリカでもランチ(お弁当の子もたくさんいます)は学校で食べるのが普通ですが、上の子供は学校のランチルーム(日本のように教室ではなく、アメリカの学校では専用の部屋で食べるようになっています)がうるさくて全然食べられない日が続き、家に帰って来たいというので、毎回帰って来ていました。

下の子が小学校に入学してからは二人とも家に帰って来てお昼を食べていました。

 

(上の子供は学校嫌いで、このランチで家に戻れるので気が楽になっていたみたいです。あまり学校を休むことなく頑張って通っていました。小学校低学年の時は、遠足もバスに酔うので拒否。今は学校行事はいろいろできるようになって感慨深いです。)

 

 

珍しいのは珍しいのですが、うち以外にも1学年上の双子ちゃんも毎日家にランチに帰っていて、あとはインド系の子もたまに家に帰っていました。

あとは、お誕生日の子が特別に親と学校外でのランチをしたり。

 

先生も家が近い人などはランチ時間に家にもどっていたり、赤ちゃんがいる先生はこの時間を利用して近所のデイケアに預けてある赤ちゃんに授乳しに行ったり。

 

日本の先生と比べるとずいぶんいいなと思いました。

(日本の先生はランチ中もがっつり仕事時間ですよね)

 

 

 

アメリカの学校は日本のように集団登校はせず、保護者が送迎をします。

 

(地域にもよりますが、私の住んでいる地域は小学校高学年になるころは友達同士で行くようになります。横断歩道にはクロスガードと呼ばれる人もいるし、人通りも多いので。が、早朝や遅い時は中学校でも送迎しています)

 

なので、当時は朝、学校へ送って行ったかと思ったら、すぐランチのお迎えにガーン

 

そして、また学校へ送って行って、その後またお迎えに、という忙しい日々でした。

 

 

 

驚くのは、60代後半くらいから70代の人にこの話をすると、「私が子供の時はみんな家に帰ってランチを食べてたのよ」 という話をしてくれること。

 

その頃はお母さんはみんな専業主婦で、家でランチを子供につくっているような社会だったんだ、と思いました。

古き良き時代ですね。

 

 

 

 

今では子供たちがランチに戻ってくることもなく、学校も自分たちで行くのですごく楽になりました。

 

(上の子供の部活がある時はけっこう送迎がありますが)

 

 

 

この頃、ランチのお迎えに行く時は、いつもヒッピーを一緒に連れて行っていました。

 

さすがに建物内には入れないので、手続き(毎回、ランチに家に帰りますとサインしなくてはだめでした)の間は外につないでおくのですが、いつも「わんわん」と吠えて自己主張してました。

そして、たまに通りかかる人に「かわいい~」と言われてうれしそうに。

 

 

大変だったんですが、今になってみると、子供たちがランチに帰って来た頃は少し懐かしい日々です。