以前にも書きましたが、アメリカの学校は休みがとって多い!
以前調べてみたら、1年のほぼ半分はお休みです。
いったい、どうやってカリキュラムをこなしているんだろう???
先週は春休みで1週間お休みだったのに、今日、火曜日はまたお休み。
祝日ではないのですが、子供たちの通っているのは公立の学校なので、選挙があると学校が投票所に。
それで、お休みになるんです。
(学校の休みは日本のように全国一斉ではなく、学校や地域によって異なります)
休みが多いので日本と比べて勉強時間は短いと思うのですが、時々すごく興味深いことをやっているな〜と感心するので紹介を。
(学校によっていろいろ違うので、私の住んでいる地域の学校限定の情報です!)
・オペラ体験
毎年、少人数のオペラグループが小学校へ来て、20人ほどの生徒も参加してオペラを上演します。
体育館でやるので、きちんとした舞台でもないのですがすごくいい体験かと。
今年はオリジナル作品でしたが、去年はモーツアルトの「魔笛」。
我が家で夜の女王のアリアが一瞬だけ流行りました。
・裁判体験
クラスメイトの弁護士のお父さんが手伝って、原告、被告、弁護士、裁判官などに分かれて訴訟体験。
・理科
心臓の働きを勉強しているのですが、実際の牛の心臓(!)を触って勉強。
上の子供の時は脳科学者(だったかな?)の保護者の好意で、実際の脳の観察。
(教育熱心な人が多い気が。ちなみに私は一回だけ折り紙を教えに行きました)
・音楽
これは選択制ですが、小学校4年生から楽器を選んで、それぞれバンド(管楽器と打楽器)オーケストラ(弦楽器)、コーラスに参加できます。
中学生になると、バンド、オーケストラ、コーラス、アートなど芸術全般からひとつを選択。
(うちはそれぞれフルートとバイオリン)
これ、発表会も定期的にあるのでけっこう面倒なのですが、集団で演奏ってなかなかできないのでいい経験になっています。
4年生だと始めたばかりなのですごく下手なんですが、でも演奏後、みんな立ち上がって「ブラボー!」って。
褒めて伸ばすにもほどがある、ってあきれましたが、まあいいことですよね。
・外国語
これはいいところに入るかわかりませんが・・・
でも、興味深いな、と。
なぜか小学校1年生からスペイン語のクラスが。
(選択制ではなく全員!)
中学校になると、フランス語かスペイン語かを選べます。
高校になるともっと選択肢が増えて日本語もあります。
・算数
小学校で今グラフの勉強をしているのですが、すごくおもしろい教材を使っています。
世界の国々のさまざまなデータをグラフで見ることができます。
二酸化炭素排出量からがんの発症率、平均寿命などなどたくさん。
国を選んで加えたり、いろいろできてすごく興味深いです。
<プラスチック製ごみの排出地域グラフ>
<平均寿命>
(ざっくり地域で分けていますが、国ごとにも出せる)
<年間の二酸化炭素排出量>
(中国とアメリカがすごい)
私も子供と一緒についついいろいろ調べてしまいました。
小学校3年生から生徒全員にiPadを貸与していて(中学生になるとPCになる)、インターネットを使った授業もたくさんあります。
授業中にこっそりゲームをやっているという問題も発生しているらしく、問題もあるみたいですが・・・
私もあまり小さいうちからモニター類を見るのは実は反対なんですが・・・
でも、良い部分もたくさんあると思うので、そちらにフォーカスしようと思います。