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今日はおばあちゃんとの本当のお別れ。墓に骨壺を納めた。

桜、散り
梅、零れ
菊、舞い
椿、落ち
牡丹、崩れる
今日は墓石を閉めた時にトンボが飛び巻いて空に消えた。


池には所狭しと飛び交う鯉

本堂にしんしんと沈殿する線香

木魚を叩くとお経がこぼれる


豊科随一の浄土宗古寺、法蔵寺に山崎家は眠る。
和尚さんの南無阿弥陀佛は、何度も唱えてるうちに色んな意味に聞こえてくる。親愛と慈しみと慰みを一心に注ぐ有り様が見えた。
仏教というより呪文の不思議に触れた。

四十九日、満中陰は故人が名残を捨て往生する節目だという。
今日からは死んだおばあちゃんではなく、天界にあまた住む仏の一つとなる。これを成仏という。
何よりの供養となるのは、我々子孫が健やかな日暮らしを続けること。
(デーケン先生の死生学でもこの死の受け止め方は最終段階だった)


奇しくもお彼岸は敬老の日に七七日を迎えた祖母は、親戚に暖かくしかも仏縁の深い女人だったと思う。


またお墓で会いましょう