「(笑)マスター!笑い事じゃ〜ないですよぉ」

「まぁ、でもさ?凜人君はまだ凜人君だしさ!

宙がさぁ?いつも言うんだよね!

歌番組とか、有線とか?音楽聴くと必ずね

歌が上手い下手じゃないんだよね〜

何か、惹き込まれるんだよね〜!って

俺には、何言ってんだか分かんねぇけどさ

BLUEARIHITOを好きになったのには

宙の中で、色々な意味があるんだと思う(笑)

だって音楽好きだけどライブとか行くの

俺が知ってる限りBLUEだけだもんな!」

「……惹き込まれる」

 

2人がそんな話をしている間に

最後の大ラスのサビに差し掛かった。

 

「(笑)宙ちゃん!すげぇ!」客

 

客は大盛り上がり。

 

「(笑)あはは!もう凄すぎて笑える!!

宙〜!!いいぞ〜!!」

 

マスターも手を叩きながら参戦していた。

 

HappyMerryX'mas!!

本日はありがとうございました!」

 

歌い終わり、挨拶をし頭を下げた。

 

お店の中は拍手喝采、鳴り止まなかった。

 

「あ〜!!高い高い(笑)

1マライヤって、ある意味罰ゲームだよ!」

 

宙が2人の所に文句を言いながら戻ってきた。

 

凜人は、何も言えず手を拝んだ状態で

宙を見て固まっていた。

 

「……」

(1マライヤ?もう、色々分からん!)

「(笑)凜人さん?」

「……!?はい!?」凜

「あはは!!

どうしました?(笑)何拝んでるんです?」

 

宙は、凜人を見て大爆笑していた。

 

「(笑)お前が、歌上手いからびっくりしてんの!」マ

「(笑)上手くないけど!!」

「いや、めっちゃ上手い」凛

「自覚無し(笑)だもんな〜!!」マ

「楽しけりゃ良いって事よ!(笑)

よし!もう終わりだから!送りの準備だね!

手土産何処だっけ?」

「カウンターの下」マ

「!?俺、取ってきますね!」凜

「お願いしまぁす!」

 

凜人が手土産を持ち戻ってきた。