ちょっと古い話なんですが、
1990年にBLUEZIE!?というバンドでDebutしました。

レコード会社主催のオーディションで日本一になって、
デビューを勝ち取ったものの、東京では全くの無名。
地元大阪では400人程の動員がありましたが、
関東では通用しません。

一年でライブハウスを一杯にしてから、デビューということになって、
それから一年で120本のライブをこなしました。

毎日、メンバーと一緒。
来る日も来る日もライブかリハーサル。

しんどいとか、つらいとか言ってる暇もありませんでした。

結果、一年後に渋谷のライブハウスに350人集められるようになって、正式デビュー。
デビュー出来たことを、嬉しいとは全然思いませんでしたが、
たくさんタイアップを付けてもらって、嬉しかったのを覚えてます。

サウンドプロデューサーどころか、
アレンジャーもいないレコーディングで、
右も左も分からないまま、スタジオに入り、
ライブアレンジを見直すだけで精一杯。

一番売れた CDでも2万枚くらい。
今なら楽勝でオリコンベスト10くらいに入るんでしょうが、
当時の自分たちには、もの足りない数字でした。

たいして売れてもないのに、レコード会社は愛情を持って、
アルバム4枚も出させてくれました。

今と当時では、音楽業界もそれを取り巻く環境も全く違いますが、
最近のアーティストは、ひ弱に見えます。
バンドブームと呼ばれた90年代初頭の日本の音楽シーンは、
今の何倍も活気があって、バンドやアーティストも、もっと逞しかった。

アマチュアのレベルも今とは比べ物にならないと思います。
メジャーデビューって安くなったなぁと感じることさえあります。

業界や、スタッフ、リスナーのせいではありません。
ミュージシャン、アーティスト、実際に音を出してる自分たちが、
だらしないだけだと思います。

しっかり。

ちゃんとしっかり音楽やりたいと思います。