何度か本格的にいきんだものの、
赤ちゃんが出てくる気配はありませんでした。
『一旦休みましょう』
と言っていきむのをやめたとき
先生方が何やら話していました。
成育では一人の先生の判断ではなく
何人かの先生たちとの協議の結果
色々な判断をするようなのですが
数名の先生方で話していた様子が
ベッドから見えました。
一人の先生が近づいてきて
『accoさん、、、
赤ちゃんね、ちょっと苦しそうで……
うまく出てこれないみたいなんです。
他の先生方とも相談したんだけど
これから緊急帝王切開による出産になります。
急で申し訳ないですが、
いまから説明しますので
同意書にサインをしてください』
と至って落ち着いた表情で
私に伝えました。
後ろでは他のスタッフさんが
バタバタとし始めていて…
担当の助産師さんは
『うまく産ませてあげられなくて
申し訳ないです
』と少し悲しそうでした。
![ショボーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/033.png)
『ご主人に連絡してきます!』
といって走ってLDRを出ていく助産師さんや
『スマホはこの鞄に入れて良いですか?』
と荷物を片付ける助産師さん
ストレッチャーを運び入れる助産師さん等
他にもたくさんの人が出入りして
部屋の中が突然慌ただしくなってきました。
夫は病院からの電話に驚くだろうな…
心配するだろうな…
赤ちゃんは大丈夫なんだろうか…
万が一何かあったら、もう家族に会えないのか…
いろんなことが頭の中でグルグル…
そんな中でも陣痛の痛みが酷くなってきて
麻酔を追加してもらいながら、
寝ながらの姿勢で手術の説明と同意書へのサイン。
3種類×2枚ずつ(病院控えと患者控え)
の合計6枚![チーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/045.png)
![チーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/045.png)
この時はさすがにしんどかったなー![チーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/045.png)
![チーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/045.png)
コロナ禍なのでマスクをしたまま
いきんでいたせいか
酸欠状態で頭がぼーっとした感じだったし
何度か本気でいきんだ疲労と酸欠の中
まだまだ陣痛も痛いのに
プリントの文字を何枚も見せられつつ
早口の説明聞きながら
6枚も日付とサインを記入する苦行…
全身麻酔下でもないのに
心なしかだんだん異様な眠気が襲ってきて
意識朦朧のような状態になりながら
ストレッチャーに移動して
このあたりの記憶はところどころありません![チーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/045.png)
![チーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/045.png)
(あとで見返した同意書のサインは、
かなり荒ぶってました
)
![滝汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/039.png)
LDRをバタバタと出て
廊下からエレベーターにのり
手術室に向かったことは
なんとなく記憶にあります。
手術室に到着すると、すでに準備万端で
たくさんのスタッフさんが出迎えてくれました。
同意書にサインしてから体感5分後には
手術室ってなかなかの展開でした。
あっという間に目の前にカーテンが準備され
『ああ、他のブログで読んだ光景がまさに…』
と思う余裕は若干ありました。
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