長かったような、短かったような。最終検定までの数日間も、本当に怒涛の日々でした。

合格したときは、「終わったーーー!!」

とホッとしたのも束の間。よく考えてみたら、

「いや、これから実際のお客様に入るんだよね?」と😂

研修中は、先生や先輩に見てもらいながら練習できます。でも、実際のお客様は一人ひとり違う。

そう考えたら、

「ちゃんとできるのかな……」

と、急に恐ろしくなってきました。笑

そして、いよいよインターンへ。

研修が終わってすぐに就業店舗へ行くのではなく、まずインターン期間があります。

その後、実地を別の店舗で経験して、だいたい1週間ほどで就業店舗へ移る流れです。

私が今インターンしている店舗は、比較的ゆっくりめ。新人の私には、本当にありがたい環境です。

そんな中で、ひとつ自分について気づいたことがありました。

私はどうやら、

「とにかくたくさん稼ぎたい!」ということには、そこまでコミットしていないらしい。

もちろん収入は欲しい。笑でも、それ以上に、「自分の身体は大丈夫なのか?」

ということに意識が向いていることに気づきました。

物理的に身体をケアすること。

そして、マインドも整えていくこと。

今の私には、その両方が大切なんだなと感じています。

そして、インターン初日。

最初のお客様は男性。

しかも……

100kgはゆうに超えていらっしゃる、かなり体格の大きな方。

見た瞬間、「ひぇーーー!!😳」

と、心の中ではかなりひるみました。笑

「私、ちゃんと施術できるかな……」

と思いながら施術スタート。

ところが。しばらくすると、そのお客様はスヤスヤ……。

気持ちよく眠ってくださっていました。

「リラックスしていただけたんだ」

と思ったら、嬉しくなりました。

そして、

見た目から勝手に「大変そう」と思ってしまった自分を、ちょっと反省。

人は、見た目だけでは分からないですね。2人目のお客様も男性。

こちらのお客様には、リフレクソロジーも担当しました。

ところが……

ふくらはぎの筋肉が、ものすごく鍛えられていてカチカチ!

指が、「入らない……😂」

しかも、ご希望は「強め」。

新人の私には、なかなかのチャレンジでした。

それでも、なんとかご希望の圧を入れることができました。そして施術後のアンケートにも、嬉しい評価を書いていただけて。

「よかった……!」

と、心からホッとしました。

そして、もうひとつ勉強になったことがあります。施術中、お客様はずっとスマホをご覧になっていました。

私は、

「スマホを見ていらっしゃるということは、あまり話しかけられたくないのかな」

と思い、力加減など必要なことだけ確認して、あまりお話をしませんでした。

ところが後からそのお客様の履歴を見ると、別の店舗でも施術を受けていらっしゃり、そちらではいろいろお話をされていて、しっかり聞き取りもされていたんです。

「あぁ……」

と思いました。

私、勝手に決めつけていたな、と。

「スマホを見ている=話しかけてほしくない」とは限らない。

もしかしたら、その日の気分だったのかもしれない。

もしかしたら、話しかけてもらえれば普通にお話ししたかったのかもしれない。

お客様のことを知る前に、自分の中で答えを作ってしまったんですね。

これは、これから気をつけたいことのひとつになりました。

セラピストって、技術だけじゃないんですね。相手を観察すること。

でも、観察したことを勝手な思い込みに変えないこと。

そして、

「この方は今、どう過ごしたいんだろう?」

と、もう一歩想像すること。

これも技術のひとつなんだなぁ、と感じました。

そんなこんなで、初日は2名のお客様。

トータルの施術時間は140分でした。

正直、「家に帰ったら、もう何もしたくないくらい疲れているんじゃないかな」

と思っていました。

ところが。意外にも、どっと疲れる感じがない。

むしろ、身体の中をエネルギーが循環しているような感じがしました。

家に帰ってからも、普通に家事ができる。

そして、負傷中の夫のサポートもできる。もちろん、まだ初日です。

これからもっと長時間施術に入れば、また違う感覚になるかもしれません。

それでも、

「人に触れて、身体をほぐして、楽になっていただく」

という仕事が、自分のエネルギーを奪うだけではなく、むしろ自分にも何かが返ってくることがある。

そんな感覚を体験しました。研修が終わったと思ったら、今度は「本当の意味での学び」が始まったようです。

まだまだ新人。失敗もするでしょうし、

「あぁ、またやってしまった……」

と思う日もきっとある。

それでも、一人ひとりのお客様との出会いから、ひとつずつ学んでいきたいと思います。

技術だけではなく、身体のこと。人のこと。そして、自分自身のこと。

少しずつ、できることを増やしていきたい。

セラピストとしての私の物語は、

どうやらここからが本番のようです。🌿