容量詐欺のモバイルバッテリー | せからしか!

容量詐欺のモバイルバッテリー

最近、ペイペイフリマというところでモバイルバッテリーを買いました。








ワイヤレス充電機能が付いています。



自分のギャラクシーがワイヤレス充電対応なので、バッテリーの上にスマホ置けば充電開始という・・







しかもこのバッテリー、容量が50000mAh(ミリアンペアアワー)あるというふれこみ。


ほんまに50000mAhもあったら、先日買った大容量ポータブル電源の容量が、199400mAHなので、その四分の一も容量があるということになります。






そんなバカなことはある訳ありません。過去に買ったバッテリーも20000mAhとかいう表示だったのに、エクスぺリアに1回充電がやっとというのがありました。

使い物にならなかったので奥様に譲りました。

iPhoneはバッテリー容量がアンドロイド端末に比べて小さいので十分使えているみたいです。


調べてみると、モバイルバッテリーからスマホに充電できるのはバッテリー容量の実質5割くらいだそうで、単純にバッテリー容量からスマホのバッテリー容量で割った計算にはならないそうです。(例えば10000mAhのバッテリーで2000mAhのスマホに5回充電できるというのは嘘で、その半分程度。)

それもそのモバイルバッテリーに表示されている容量が正確だったらの話ですが・・


ということは、前述した20000mAhというモバイルバッテリーは実際は10000mAhも無かったということになります。(サイズもスマホ並の薄いバッテリーでした。)



さて、50000mAhという表示のこのモバイルバッテリーですが、信用していないながら、ペイペイフリマを初めて使う時についた50%割引と元々の販売価格が1999円で実質千円で買えたので人柱になって購入してみたのですが、実際どのくらいの容量なのか・・・


自分の持っている容量が%表示できる他のバッテリーと比べてみました。






真ん中のが24000mAh表示、右側が20000mAh表示です。


ギャラクシーに10%づつ充電してみて、モバイルバッテリーの方が何%使ったかを記録して、その数字に表示してあるバッテリー容量をかけます。
(ワイヤレス充電は使わずケーブル接続でやりました)









ギャラクシーのバッテリー容量が3300mAhということなので、10%で330mAh。


50000mAhのバッテリーが消費したのは4%でした。

50000 × 0.04 = 2000mAh


24000mAhのバッテリーは同じく4%

24000 × 0.04 = 960mAh

おかしいですよね。 本来は消費量は同じ数字になるはず。



で、20000mAHのバッテリーが消費したのは2%でした。


20000 × 0.02 = 400mAh


充電している時の損失が20%ほどあるらしいのですが、


330 ÷ 400 = 0.825  おお、82.5%


このモバイルバッテリーの20000mAhというのはかなり正確なのではないでしょうか。



まぁ・・ この自己流の計算方法が正しいのかどうかは不明ですけれどね。



これのやり方があっているとして、20000mAhのバッテリーを基準にしたら、



50000mAhのバッテリーは 実質 10000mAh

(400 ÷ 2000 × 50000 = 10000)


24000mAHのバッテリーも 実質 10000mAh

(400 ÷ 960 × 24000 = 9999.99・・)


やはり、一般的に電池容量の大きさは本体サイズの大きさに比例するのですね。
(あと、販売価格も・・・(^_^.) 20000mAhのが一番高かったです。ひょっとしたら、小さくても1万円前後のモバイルバッテリーなら容量表示は正確なのかもしれません。)



まあ、ある程度判ってて安いから買ったつもりでしたが・・


せめて表示の半分くらいはあるかと思っていました。



誇大広告にもほどがありますねぇ。 ほんま詐欺ですよ。