お騒がせ!
おいおい、いったいなにしてけつかんのや?
ひとんちの前で!
曇り空まで、消防車の回転灯で真っ赤に染まってるし・・
会社に電話がかかってきたのは、午後7時前。
この一週間はベリー・ハードでした。
(今日は、何もかも忘れて早く帰って一杯やろ。って・・もう7時やな。)
電話の主は、嫁さん。
「お父さん!大変なことになっとるよ。」
「どないしたんなら?」
「火事よ、火事。 上が・・ 物凄い火柱立ってるし・・」
「上ゆうて、どこなら?」
「○○よ、○○の家!」
「はあ?あいつは、刑務所はいっとるんやなかったんか?」
「知らんけど、とにかく燃えよる。」
「そんで、火とか落ちてきよるんかい?消防は?」
「今来とるよ。」
「大丈夫かや?逃げる準備もしとかんと・・」
「うん、とりあえず何持って逃げようか?お父さんのへそくり?」
なんや?そりゃ!
だいたい、嫁さんが在り処を知ってる金なんか、へそくりでもなんでも無いっちゅうの!
とりあえず(そんなには慌てず)帰ると、もう火は消えてました。
僕は、水防団員(消防団OBの団体)だから、
消火騒動が続いてたなら、参加しなければなりません。
火の元は、地元でも名うての馬鹿野郎の家。
先日、騒動起こして警察に入ってるって聞いてたんですが・・
「おい、あいつ出てきてたのか?」
「いや、なんでも今日出てきたらしい。」
「バカが、出所祝いに一杯やって火事出したか?」
それからの話が凄い・・・
「あの火じゃ、絶対に中に残ってるって。」
「ええ?じゃあ、僕は見たくないなあ。そんなもん。」←僕
「ま、しょうないのう、探してくるか・・」
「いや、僕は遠慮しときます。しばらく立ち直れんかもしれんし・・」←僕
つまり、焼死体になって中に転がってるのでは?という意味。
数十分経って、戻ってきた数人。
「おらんかったわい。」(居なかった)
「ありゃあ。」(全員が落胆の声。 みんな彼に死んで欲しかったらしい。笑)
「街でさっき歩きよったと・・出かけとったらしいわい。」
「今、警察が無線で捜せ!って言いよったわい。」
「ありゃ、指名手配やが。有名人やけん、すぐ捕まるのお。」
なんちゅう会話でしょう?
ま、どっちにしても・・
家の近所で火事出されちゃかないませんなあ。
当の本人はもはや、わが市では知らない人のほうが少ないくらいの
極悪有名人。(無職でアル中で・・)
(わが市に転勤してきた警察官はまず初めにこいつの情報をインプットされるという・・)
ただ、こいつ気が弱いくせにアルコールの力を借りて吼えるという・・
(ちょ、ちょっと待て、誰のことや?)
昔、近所のよしみもあり(?)
僕の家にも言いがかりをつけて乗り込んできたことがありました。
「なにい、誰にもの言いよるんなら?・・」
とかなんとか、僕も表へ出て行き、
すったもんだのあげく追い返しましたが・・
我が家の4人の子供達はすっかり萎縮してしまい・・・
家の中がどんよりと・・・(ほんま、気の小さい奴ばっかや。)
その時にうちの嫁さんが、
「あんたら、何をビビっとんのよ!情けない!
あんなの・・
うちのお父さんと一緒やろ~!
酒野飲まんと、なんちゃよう言わん情けない奴よ!」
ええー! 俺も同類かい? あんな奴と!
言いがかりをつけて、怒鳴り込んできた奴を・・
追い返した、僕の功績は・・
無いのか~い!
なんか、そっちのショックが大きかった事件でした。
で、火事の件ですが・・
地元にいた水防団の活躍もあり、初期消火がばっちしで・・
延焼も無く、大事にはいたりませんでした。めでたし、めでたし。
