肥後の守(ひごのかみ) | せからしか!

肥後の守(ひごのかみ)

昔のブログにも書いたけれど、僕らが小学生の頃はポケットにいつも折りたたみナイフが入っていました。


通称、「肥後の守(ひごのかみ)」


駄菓子やさんなんかで、10円からという安い値段で売ってたので僕らのような小学生でも小遣いで買えたのです。


それで、鉛筆削ったり、放課後は山へ行って、杉玉鉄砲作ったり、基地を作ったりといろいろ遊んだもんです。


でも、ネットとかで見てたら、「肥後守」というのは商標登録されてて本物(?)は高級品らしい。


僕らが買ってた安いナイフは「肥後タイプ」というらしい。


10円から始まり、20円、30円と高くなるにつれ、確かに少しづつグレードがアップしてた感じでした。



肥後もどき

最初ごろ買ってた安いナイフは、刃先が折れたり(やはり造りがそれなりなので力を入れすぎると簡単に刃先が折れたりしてたのです。)捨ててしまったのか、残ってないなあ。


上の写真は、結構後になって購入した、当時としてはまあまあ高級(だと思ってた。)のタイプ。30円~50円くらいはしたかな?


鞘には「備前守宗近」と刻まれてる。


このあいだ、隣町の「道の駅」へ家族で行って、たまたま、トラックで刃物販売してるのを覗いた。(いつもいるんだけども、じっくり見たのは初めてだったのです。)


おお。肥後の守を売ってるよ!懐かしい!



肥後の守

750円もしてました。  思わず購入。


購入したあとで見てみると、「肥後隆義」でした。これも「肥後タイプ」のナイフ。


ただ、こいつは仕上げが今まで買って来た肥後タイプ・ナイフの中では一番凄い。切れ味も全然違う。


(いや、まだ何も切っては無いけれども、なにしろ、僕は小学生の頃からナイフを触り、安いナイフはすぐに切れなくなるので砥石で刃先をいつも研いでた男なのだ。当時の趣味は刃物研ぎといっても過言ではないのである。指先で刃先を触れば、切れ味も大体想像できるのです。)


ネットで見たあるホームページにも、「肥後隆義は割と仕上げが良い。」とありました。納得。



比較  下が「肥後隆義」


いい年齢して、山とかでナイフで遊んだりしないので、引き出しの肥やし(普通はタンスの肥やしって言うよな。)にしかならないナイフ達ではあるのですが・・・・ヴィクトリノックス(スイス製の十徳ナイフ)なんかも入れて10本以上はあるのだが、ま、コレクションというには数が少ない。


しかしねえ、現在、「肥後の守」の本物(?)ってのは1万円以上するらしい。  馬鹿げてる。


安くて、小学生が簡単に買えて、遊んでたからこそ「肥後の守」って名前が全国に知れ渡ってるんだと思うんだけども・・・


安かろう、切れにくかろう(研げばそれなりのパフォーマンスが発揮できた)で、僕らは自分達の手先を鍛えたもんだと思う。



昭和30年代生まれの人間が当時を懐かしがって「肥後の守」を購入するだけならともかく。(しかし、それは自分達が使ってた肥後の守とは全然モノが違うのだ。実際に僕が買った肥後隆義なるナイフも僕が小学校の時に持ってたナイフとは全然比べ物にならない高級品だ。)


それに、ツールとしてナイフ使うのに1万円以上出すのなら、他にもっと安全で使いやすい高性能のナイフがいくらでもあるよ。


肥後タイプのナイフってのは、刃(ブレード)が固定できないし、力入れる作業には大変不向き。つまり、安いからこその値打ちがあったのだと思うのです。刃物扱う入門用として金の無い小学生にぴったりだった。と僕は思ってます。



しかし・・ 現在の、刃物→凶悪犯罪 みたいな世の中じゃ、僕らの考えは受け入れられないだろうね。


人類は石器(=刃物)を発明してから進化してきたという事をもう一度考えてみるべきだと思うな。


災害時にパソコンじゃサバイバルできないよ。


道具(ツール)というのは、パソコンや電化製品じゃなく、ナイフみたいな原始的な物の事を言うんだよ。


鉛筆の芯が折れた時に、鉛筆削りがなくて・・・ カッターとかの刃物で鉛筆削りゃいいや。と考えられる小学生がはたして何パーセントくらいこの国にいるんかね?


僕らより上の年代には、鉛筆削りなんて機械もこの世に存在してなかった時代もあったんだ。


実際、僕らが学生の頃はまだ折りたたみ式の鉛筆削り専用のナイフ(と言っても、刃先が3~4センチの薄い奴)が普通に10円前後で売られてたもんなあ。



鉛筆削り


上のは、折りたたみ式より少しグレードの高かった、スライド式の鉛筆削り。


下のはたぶん、だいぶ古く、母親の時代の鉛筆削り専用の道具でしょう。半円に切り欠いてるところに刃が付いてる。平たいところはヤスリになってるのだ。値打ちもんだよ!オークションで高く売っちゃうよ。(?)



ないふ?


これはオマケ画像。なんか、ナイフに加工される前の型だけとった金属版。どこで手に入れたのかはよく覚えていません。ゴミ捨て場だったけかなあ?とにかく高校生くらいの時だったと思うけども。(いや、中学校ン時か。)子供ん頃は、近くにゴミ処理場があったんで、よくガラクタ漁り(あさり)に行ってたもんだ。


今なら、会社にもいろんな道具があるんで、研いで製品にしちゃってるよ。

下のは果物ナイフだな。右下のはギザがついてるんでステーキの肉切りナイフ?。


ただ全部、柄が付くようにカットされてる。どんな柄がつくのか?よくわかんな~い。


しかし、なんか妙な物を沢山持ってるよな。我ながら・・・(何の役にも立たないが。)