今更、特攻の映画でもないだろう。
そりゃ、バリバリのタカ派・石原都知事の考えも判らないでもないが・・・
今の若者に当時の特殊な精神状況が判るわけあんめえ。今や、自分中心の考えの奴ばっかりだ。
来週からの公開だったかしら。特攻の母と呼ばれた女性を描いた映画。
昔は有名だった、カミカゼ特攻隊。日本人は勇猛果敢だったという伝説を生んだんです。
今の日本人じゃ考えられないこっちゃね。政治家にしてもそう。姑息な奴ばかりやねえ。世界からもナメられてるし。
しかし、伝説の「カミカゼ特攻隊」も最初が凄かったから有名になったのであって・・・
今回の映画にでてるような若者達が実際に戦果をあげたかどうかは疑問らしいです。
なにしろ、最初に特攻機に乗ったのはそれこそ歴戦の勇士だった腕利きのパイロットばかり。
アメリカ軍に「ゼロ・ファイター」と恐れられた零戦(ゼロ戦じゃなく、正しくはレイ戦なのです。)で、何機もの米軍機を撃墜してきた猛者ばかり。(実は零戦は軽くて運動性に優れてたのと、パイロットの腕が良かったので開戦当初は強かったけれども、敵が物量で押してくると苦戦の連続になっちゃったのです。)
空中戦で敵に簡単に勝てるパイロット達が操縦するんです。敵の艦船に体当たりするくらいは朝飯前(ただし、完全に死ぬ覚悟あってのことですが。)
だから、最初の特攻隊は多大な戦果をあげました。(しかし、それと引き換えにエース・パイロットはみんな死にました。)
日本軍は気をよくして(?)次々と特攻作戦を行う訳ですが、それこそ、飛行機を飛ばすのがやっとというような若いパイロットを次々とカミカゼ特攻隊に任命して、敵の船団にたどりつくのがやっとという量の燃料を入れて爆弾積んで運動性の落ちた戦闘機に載せて送り出したんです。(片道切符ってわけや。途中で逃げようと思っても帰る燃料が無い。)
ほとんどが米軍機の餌食になり、運よく艦船にたどりついても、最後の瞬間にやはり怖気づいて操作を誤り、海中に突っ込んだのがほとんどだったって話を昔なんかの本で読んだなあ。
そんな救いのないような時代の話を映画化して、昔の日本人は偉かった!と言いたい訳?
でも、ほとんどの若者は敗戦色濃い時代で無理矢理上官の命令で嫌々ながらも従ったに過ぎないと思うなあ。
現在は、「嫌です!」と突っ張ってもそれで済む時代だけども、昔は銃殺になったりと、命が掛かってたんだよ。家族まで非国民呼ばわりされて、大変な目に会ってた。「家族みんなの為にお前死んでくれ」なんて平気で言ってた時代や。
君の為に死んで行きます!なんて、やたら死ぬ行為を美化するのはどうか?と思いますねえ。