元祖!アッシー君。 | せからしか!

元祖!アッシー君。

若い時、一人暮らしを2年してました。
2年目の春、新社会人になったばかりの友達ができたある日

友達や、その知り合いの女の子達と体育館へバトミントンしに行く事になりました。

トゥー・シャイ・シャイボーイの僕は、初め固辞したのですが、

自家用車持ってる奴がほとんどいなかったのです。
いくら古くても、人を4~5人乗せて前や後ろに自由に走れる僕の白く全塗装されたコロナは、みんなの「足」として大変、魅力的だったのです。

その日の夕方、女の子二人を今度は同窓会会場のホテルへ送迎する事になりました。

おとなしく走るのも能がない。ちょうど、ラジオから・・
当時人気の中井貴一が歌ってた、ドラマの主題歌!(曲名不明)

「うお~!俺はこの曲を聴くと、燃えるんだ~!」(ウソです。)
いきなり派手な走りを二人に披露してしまいました。

数日後。その時の女の子の一人からドライブをせがむ電話が・・・
妙な期待にときめきながら、約束の場所へ・・・

あらら、こないだの娘二人ともいる。しかも、2ドアのコロナ、二人とも後席に乗り込む。(おいおい、何のマネだ?)
「はい、これかけて。」カセットを取り出し、僕の車のカセットデッキへ挿入すると、流れてきた曲は・・・な、中井貴一の唄だ!

娘1「この曲聴くと、燃えるんやろ?探してくるの大変やったんで。」

娘2「何処へ走り(!)に行く?○○峠なんかどう?」


おいおい、○○峠といやあヘルメットかぶったドライバーまで出没するという噂まで出る程の、そのスジの兄ちゃん達には有名な峠!
なんで後席に娘二人も積んで、いつもより100キロは重くした車でいかにゃあならんのだ?

十数分後、僕は、峠で旧車コロナを腕に覚えのありそうなにおいをプンプンさせて追い抜いていった当時最新鋭のAE86(ハチロク)を追いかけまわすはめになったのでした。
重い上に、無理をして、いつもより挙動不安定のコロナで何度死にそうな場面を迎えた事やら。ハチロク乗ってたのが豆腐屋の息子でなくて助かったぜ。・・・・

ここまできたら・・もはや、アッシー君の領域は超越しちまってるぜ!
ちなみに日本に「アッシー君」なる言葉が登場するのは、これより何年も後の事です。すでに死語になったみたいだけど・・・

長い間、何度も一緒に痛い目に会い、その度に不死鳥のようによみがえり、僕の運転技能向上に一役かってくれたコロナもこの数ヶ月後、人手に渡りましたが、ほんの一週間後、例の○○峠を走行中、道路下に転落して廃車になっちゃったそうです。・・・合掌。