美濃加茂爆走族 | せからしか!

美濃加茂爆走族

某、岐阜県の某、中日本自動車短期大学にいた僕は、2時間目の講義が終わり、下宿へと愛車の50年式コロナを運転(ころが)していた。
すると、バックミラーに迫る1台の車、47年式の(ダルマ)セリカ!

「なめるんじゃあねえ!オラは腕っ節じゃあ負けるかも知んねえが、車の腕では負けねえ!」

あおってきたのは、同じ下宿の1年生。後輩である。

アクセルべた踏みでメーターは100キロ超で、コーナーに入る。目の前をのんびり走ってるチャリンコのオジサン。思わず大きくふくらんだ僕の車の前に立ちはだかる大型トラック!

間一髪、止まっててくれた大型トラックのおかげで、正面衝突はさけたものの、僕の車は、急ハンドル切って、そのまま田んぼへジャンプ!

全身、脱力感で、苦笑いを浮かべながら車から降りる僕を見て、止まってた大型トラックは安心して走り去った。そりゃまあ、こっちが一方的に悪いよな?

それにしても、僕をあおりまくって、事故の直接の原因になった後輩のセリカは一体何処へいきやがった?

道路下の田んぼから這い上がって、下に落ちてる愛車を見ながら途方に暮れていると、後ろから、後輩の声。

「先輩!だいじょうぶですか?」

僕「俺は大丈夫やけど、車がなあ。」

「先輩のはいいですよ。まだ、カタチがのこっとるもん。」

僕「はあ?お前の車はどがいぞなったんか?」

「あれです」

指さされたのは、カーブの反対側の住宅・・・の手前の側溝。

なんと彼のセリカは、住宅の塀にほんの小さなこすり傷をつけた位で、手前に立ってた電柱にも当たらずに、側溝の中に横倒しでスッポリ納まっていたのだ。どう考えても片輪走行でスタントマンが走ってもあれほど見事に側溝に納まるのは無理なようが気がする。しかも、側溝の幅と、セリカの全高は見事に一致していた。
結局、僕の車がぎりぎり左へよけた時に彼は、思わず右へよけたらしい。

あの時、大型トラックの運転手さんが、とっさに止まってくれてなければ、二人とも今の人生は無かったかも知れない。

しかし、後輩はあの後、すっぱりとセリカ廃車にして新しい車にしたが、僕はコロナ直して(といっても、親の金でだが。)そのあと、4年は乗ったなあ。

24年ぐらい昔の話です。某、中日本自動車短大って、今、どんなですか?後輩の皆さん、近況を教えてください。