ね、猫の・・おんねん。 | せからしか!

ね、猫の・・おんねん。

友人から電話がかかってきました。

「助けて。・・・」
                                                              僕「どうしたん?」

友人「車の中に、猫がはまって。・・取り出せん。」

 げぇ!過去に何度か、寒い時に車のエンジンの中にもぐり込み(暖かいからね。)始動したエンジンの回転部分にはさまって死んだ猫を何度か見た事はあるが、恐ろしくてとてもさわれたもんじゃない。まさか、オラに死んだ猫を片付けろとでも言うのか?

 僕「ほんで、死んどるんか?」

友人「いや生きてますよ。ダッシュって簡単にはずせないんですかね?」

 僕「えっ。車の中な訳?そんな所、どうやったら猫が入るん?」

友人「いやあ、うちの猫、小さい頃からちょくちょく中に入ってたんだけど、自分がデブったのに気づかなかったみたいなんで。出てこれなくなったみたい。」

 はあ?あんたん所はいったい何処で猫飼ってらっしゃるの?

しばらくして、友人と車が到着。・・どこよ、猫ちゃんは?(なんとまあ、フロアにキャットフードの皿が置かれた車。)運転席の下から、メーターパネルの裏辺を覗き込む。
                                                                      あらら、白いふさふさのしっぽだけが、ダッシュパネル裏の中央辺から垂れ下がってる。試しにギュッと引っ張ってみた。いやがってしっぽを引っ込めようとする。確かにまだ生きてる。しかし、全然手は入らないし、取り出せそうにもない。鳴き声も出さない猫に飼い主は、相当心配な様子。

友人「もう、弱ってしもうとんのかな?」

僕「ちょうど、カーオーデイオの裏あたりやから、これはずしたら、たぶん取り出せるやろ。」

ドライバー持ってきて、約十分後、オーデイオのネジがはずれた。オーデイオ本体をゴソッと引っ張り出す!

ポッカリあいたスペースの奥に、びっくりした猫の顔。しかし、なぜか猫は出て来ようとしない。飼い主が引っ張っても外に出るのを嫌がっている。

友人「どっか、ひっかかてんのかなあ?」

僕はこの時、ふと、いや~な予感がした。

無理やり猫を引っ張り出して、オーデイオやらパネルやら元通り組み付けた。喜ぶ友人。

友人「助かりました。ありがとうございました。」

数分後。彼の愛する猫は、自分の愛する飼い主の愛車の、オーデイオの裏の狭い、狭いスペースへと、また帰って行ったのである。・・・・・・合掌。