4月初めから3ヶ月、イタリアへ絵画や製本を習いに

行かれた生徒さんがいらっしゃいます。


そのときに制作した皮貼りの巨大な本。

船便で何とかギリギリ間に合ったので、今回展示。


彼女は、絵を描くための本として作成。

だから中はまだ白いページだけ。


手作りと分かるように、ページの下部と横部分は

紙がバサバサとしており、

上部のみ機械切りされています。


機械切りされているところは、一番埃をかぶりやすいので

埃をはたきやすいようにとの配慮だそうです。


カルトナージュも一度習われたそうですが、

一枚の厚紙を立ち上げて作る方法だったと

驚いて帰国。


ACODECOでも一度だけそういう方法で作る箱レッスンを

するのですが、たまたま彼女はお休みだったので

ビックリしたようです。


絵画の個展もされる彼女のイラスト入りカードは、

今回展示会でも販売しました。


何処かで見覚えのあるエンボスペーパーや

プリントペーパーが

使用されていたりとユニーク。


明るく楽しい作品が多いです。


手前のテディベアも、手作り。


ディスプレイの一部と勘違いされていたようですが、

こちらは古賀先生http://www.nr4you.com/ のミニベア。


PCにもお詳しいので、今回の展示会ご案内カードを作るのに、

協力していただいたりもしました。




こちらは、他の生徒さんの作品。


刺繍教室をされているお姉さまが

作られた十何年前かのテーブルクロスをリメイクした丸箱。


何年か使われたのでさすがに染みが・・・。


そこで刺繍を活かして、習ったばかりの丸箱に!

染みがない箇所の布は、蓋の縁に利用。


配置といい、刺繍の活かし方が素晴らしいですよね。

丸箱のために刺してもらったように見えるほど。


蓋の布に迷われていたので、

教室にストックしておいたダンガリー風の麻を

あわせたらピッタリ。


蓋デザインは、綿を一部分だけ入れた私の作品

みたいに・・・という

ご要望におこたえしてデザインしました。


更に、中箱を作られて使いやすく。



カットワークのように、刺繍を利用して

最後の最後まで、刺したものを活かしました。


カルトナージュの良さは、

何かを活かせるというところにもあります。


このようにして、素敵に再生出来るのは

気持ちよいです。


展示会でも注目を集めていた作品。