八潮市議会議員の内田あき子です。
議会が終わり、ご無沙汰してしまいましたが、いろいろ活動しております。
今日は、私の中ではとても難題の包括外部監査についてお話したいと思います。
包括外部監査!とは何ぞや!?ですが、
地方自治法により、知事が毎会計年度ごとに、公認会計士など特定の個人と包括外部監査契約を締結し、包括外部監査人が特定テーマについて、実施する監査制度をいいます。
簡単にいうと、その年の事業の経済性、効率性、有効性(3Eという)を外部の人がチェックし、妥当性等を判断するものとでもいいますでしょうか?
外から、自治体をチェックし、妥当性について調査したり、抜けや甘さ、時代に合った改善、問題点などを要求します。
包括外部監査は、中核市以上では義務付けられていますが、八潮市は中核市ではないため実施しておりません。
中核市でなくても実施している自治体もあります。
この包括外部監査には、もちろん報酬が発生します。
令和6年度さいたま市では、外部監査事業として1,700万円が計上されています。
包括外部監査は、全国で約160の自治体が実施していますが、監査の仕方は様々。
資料だけに目を通す自治体もあれば、実際に資格まで取得されて調査するなど、本当に監査基準は様々です。
この包括外部監査が適正であるかをチェックすることも大切!
なぜなら、監査が機能する監査になっているかどうかも問題になるから。
包括監査人には報酬が発生してますから、ズブズブな監査では住民の生活はよくならず、そんなものは意味がないですから・・・
そこで、この包括外部監査をチェックする包括外部監査チェック班というものがあり、私もその一員となっています。
しかし、この包括外部監査チェックが大変勉強になることを知りました。
そもそも、この話を頂くまで、包括外部監査という存在する知らなかったのですが・・・
何が勉強になるかというと、
包括外部監査は、一つの事業に着目して監査を行います。
よって、狭く深くのチェックとなりますが、掘り下げるために、その自治体の取り組み方法を知ることができ、知識は広がり見分も深まります。
さらに、このチェック班の皆さんの話を聞くと、視野が広がる&着眼点を学ぶことができるという、本当に素晴らしい世界なんです。
とはいっても、この活動は本当に頭が下がります。
まず、担当の包括外部監査を各々がせっせとチェック。
包括外部監査資料て、大体150ページ前後ありますので、それに目を通す。
すごい自治体では、500ページを超えるところも!
そして、その内容を理解し、講評していく。
それをみんなで考える。
月に2回、朝から晩までチェック会が行われます。
公認会計士や弁護士の方が多く、一瞬で見抜いていく経験と感性にただただ驚きと尊敬しかないのですが、
経験を重ねれば、あのように私もなれるのか?
と考えますが、多分なれないだろうと思いつつ。
私が担当する自治体は3つ。
今日もひたすら読み続けようと思います。