わたしは、人と心が通じ合っていると感じるとき
幸せを感じるんだと最近になって氣づいた。
50年近く生きてきているけど、人付き合いは決して得意ではない。
小さい頃から内氣であまりしゃべるほうではなかったけど、
社会人になって営業・接客業に従事したことで、
表面的な付き合いは随分できるようになった。
だけど、親友と呼べるような友達はほとんどいなかったし、
逆に、わたしは誰かの親友になれるような人間ではないと思っていた。
フランスに渡ってきてからは、人と付き合う機会が減り、
自分からあえて人付き合いをしていこうともしなかった。
付き合いのある限られた人たちともあまり深く関わってこなかった。
だけど、この数年で、人との交流の機会が増え、
その中に心を開いて話せる人も出てきた。
最近になって、知り合って3年近くになるけど、
そこまで深く関わってこなかった人と、
お互いに心を開いて話せた感覚があって、うれしいなと思った。
それで、わかったのだ。
わたしは人と心が通い合っていると感じるとき、
大きな喜びを感じるのだと。
そして、これまで、もっと本音で深く話したいと思っているのに
相手が心を開いてくれないから、深く関われないと思っていたのだけど、
わたしのほうから心を開こうとしないから、相手も開いてくれないのだと。
人との交流が増え始めて以来、
わたしがあまり自分が考えていることを話さないから、
わたしのことがわかりにくいと言われることが度々あった。
それは、わたしがわたし以外の別のある人に対して思っていることと同じで
その人も自己開示してくれないから、
わたしにとって、その人はわかりにくい人という位置付けなのだ。
つまり、別の人たちからしたら、わたしはその人と同じなのだということ。
わたしは、この人とは合わないなと思う人はいても、嫌いな人はいない。
だから、基本的に付き合いのある人たちは好きなのだ。
だけど、自分から心を開いて話すことが少ないので、
相手側からすると、いつも笑顔で優しい人ではあるけど
考えていることがわかりにくい人、という感じになるのだろう。
自分から心を開いて本音で話すことの大切さを学んだ。
自分から相手に興味を持って
自分から相手を好きになって
自分から心を開いて本音で話す
人と心が通い合っているという幸せをもっともっと感じられるように
これらを実践していこう。