わたしはちょうど一年前の7月にフランスで離婚した。

 

正式には、離婚が成立したのが7月で、

 

元夫の家から完全に引っ越して一人暮らしを始めたのは9月初め。

 

離婚手続きを始めたのが一昨年の12月だったので離婚成立まで約8ヶ月かかった。

 

 

どうして離婚したのか?

 

 

離婚したいとフランス人元夫に言い出したのはわたし。

 

それまでの数年の間、

 

このまま元夫と結婚し続けるのか?と自問することが増えていた。

 

結婚初期の頃からいつも同じことで元夫の機嫌を損ねていて

 

改善する努力はして改善されたと思ったのはわたしだけで

 

元夫は不満に思い続けていて、いつも同じことで毎月のようにけんかというか

 

元夫の機嫌が悪くなって何日もしゃべらないという日々。

 

だけど、それ以外のことでは特に問題もなく

 

ちょっと我慢すれば結婚生活は続けられたし、

 

学生の子供たちもいるしで、ぬるま湯生活に妥協して続けていた。

 

 

そもそも、わたしはフランスで会社を経営しているのもあって

 

離婚したところで日本に帰るという考えは持ってなく、

 

離婚したらフランスで一人で暮らすことが前提となっていた。

 

一人で暮らせるほどのお給料をもらっていたわけではなかったし、

 

元夫が生活に関する様々なこともしてくれていたので

 

20年近くフランスに住んでいても、一人で暮らせるだろうか?という不安もあった。

 

 

それに、フランスで離婚となると

 

色々と面倒なこともあるだろなーというのもあって

 

離婚するという選択肢は避けて、何とか、うまくいく方向を模索していた。

 

自分の世界は自分の内側、95%の潜在意識が創り出しているのだから

 

自分の思い込みや内側を変えれば、元夫ともきっと良き方向に向かうことができると

 

日々、自分の内側の状態に目を向け続けた。

 

だけど、瞑想したり、自分と向きあったりしていると

 

「離婚」という考えがちょこちょこ出てきていて、

 

その度に、いやいや、それは違うはず、と見ないふりをしていた。

 

 

そうこうしているうちに、以前の家を売って別のより大きな家を購入し引っ越した。

 

引っ越したら、元夫との関係も改善するのではないかという期待もあった。

 

この新居には小さな離れがあって、

 

そこをわたしの会社事務所として使うことになったので、

 

それまで借りていた所から会社事務所も引っ越した。

 

これによって、ますます離婚するという選択肢からは遠ざかった状態になっていた。

 

だけど、元夫との関係は改善することはなく、わたしには好きな人ができていた。

 

詳細はここには書かないけど、それがきっかけとなって
 
新居に引っ越した半年後に離婚することを決めた。
 
好きな人とは一緒になれる保証はなかったし、今でもわたしは一人だけど
 
わたしのハイヤーセルフが離婚を決断させるために
 
遣わしてくれた人なのだろうなと思っている。

 

大きなきっかけがない限り、わたしは離婚を決断できなかったから。

 

 

このことは元夫には離婚を言い出したすぐの段階で知られてたのもあって

 

離婚手続きをし始めて前半の数ヶ月は、元夫の精神状態が不安定で

 

何度か怖い思いもした。ただ、身近なパートナーの態度というのは、

 

わたしが自分自身に対してしている態度の現れだとわかっていたので

 

わたし自身を大切に扱う、わたし自身をいじめないということ、

 

ちょうど勾玉セラピーを学び始めていたときだったので、

 

セラピーを使って、自分の感情を統合したりしていくうちに

 

元夫が穏やかになっていった。

 

そして、良い状態で離婚が成立し、引っ越しも元夫が手伝ってくれた。

 

今では、子供たちは

 

元夫の家とわたしのアパルトマンを週替わりで行き来する生活だし、

 

わたしは週に2回は元夫の家の敷地内にある会社事務所で仕事をしているので、

 

元夫とはメッセージのやり取りをしたり、会うことも度々あり、

 

ちょうど良い距離感の友達、兄妹のような関係になっている。

 

 

お金の心配はあったけど、なんだかんだと余裕で生活できていて

 

不思議とお金が貯まる現象も起きている。

 

不安や心配の感情もときどき出てくるけど、

 

その度に感情を統合して、大丈夫な未来を設定する。

 

問題だと思えば問題になるけど、それは自分が思い込んでいるだけで

 

実際には、問題は起きていない。

 

 

だから、過去のわたしに伝えたい。

 

離婚して大丈夫だよ、と。

 

離婚したことで、自由になれた。

 

元夫とは結婚していた頃よりもより良い関係でいることができる。

 

本当の自分が望む方向に向かうことができている。

 

いま生きている人生は一度きり。

 

人生を終わるときに、後悔なく、やりたいことをやりきって終えたい。

 

この人生は、わたし自身で脚本をかいて創り上げている人生なのだから。