先日、友達と話していた時に、
わたしが16年前に今やっている物販事業を始めたときの話になった。
どういう経緯でこの事業を始めることになったのか?と聞かれて話した。
この友達はわたしよりもひと回り以上若くて
わたしが事業を始めた年とほぼ同じ年で、事業を始めたところなのだ。
それで話しながら、事業を始めた頃を思い出した。
最近、人を通して、
事業を始めた初期の情熱を思い出させられることが重なっていて
「初心忘るべからず」だなとよく思う。
過去の記事で同じようなことを書いているけど
当時どうやって事業を始めることになったのかを改めて書いてみよう。
20代終わり、フランスに元夫と暮らすために渡ってきてすぐに結婚することを決め
結婚してすぐに長男を授かり、長男妊娠中に昔好きだった裁縫で
ベビー用品を作るのを楽しんでいた。
そこから、出産後、ベビー用品だけでなく、バッグや布小物を作るようになり、
作ったものをフランスのオンラインプラットフォームで販売するようになった。
とはいっても収入は微々たるもの。
あるとき、ある日本人女性のブログに触発され、
元夫から経済的に自立して自分でしっかり稼げるようになりたいと思うようになり
日本語のブログを始めて、
そのブログで自分の考えなどをアウトプットしていった。
そうこうしているうちに、物販事業を始めようと思うようになり、
最初は違うもの(日本の好きなものをフランスに向けて)を
販売しようかと思ったけど、難しそうだったから、
フランスの好きなものを日本に向けて販売することにした。
小資金でオンラインショップを立ち上げて運営する方法を
教えてくれる日本人のブログに出会い、
その人が販売していた運営方法の資料を購入し、
そのやり方に添いながら物販事業の準備を始めた。
フランスでオンラインショップ事業を立ち上げるに当たって、
必ず事業登録する必要があった上、
それに向けて色々と踏まなければならない手順もあって
事業を始めるまでに最低でも半年は待つ必要があった。
その待っている間に、
・自分で勉強しながらオンラインショップを構築し
*今のように既に出来上がっている無料・格安なオンライン販売用のプラットフォームはなかった
・商品の仕入れ先を探し出し
・日本への輸出方法を各機関に出向いて教えてもらい
当時、フランス語での事業に関するコミュニケーションが難しかったので
元夫にたくさん手伝ってもらいながら、進んで行った。
毎日、少しずつではあっても確実に進んで行っていたわけだけど
本当に無事立ち上げることができるのだろうか?と不安もあったし
進んでいないのではないかと感じることもあった。
事業に関することを何もしない日もあったし、
それまで未知の世界だったオンラインショップ構築には
すごく手間がかかって嫌だ!と思うことは何度もあった。
それでも始めたことをやり遂げるために進んで行った。
ブログで公表して、その時の状況などを書いていっていたのも
やり遂げるのにすごく役に立っていた。
公にしているのだから、これで、できませんでした・・・では
恥ずかしいという氣持ちがあったから。
そして、無事、オンラインでの物販事業を始めることに至ることができた。
あれから16年。今でも同じ事業を続けることができている。
この事業のおかげで、離婚後もフランスで暮らし続けることができている。
だから、あのとき、がんばって進んでくれた自分にありがとうと言いたい。
そして、ここ数年、この事業に対しての情熱が薄れていることを感じていて
それが売上低迷にも反映されていたし、このところの円安の影響もある。
だけど、初心を思い出させてもらえることがあって
情熱が再燃しはじめてから、売り上げが戻ってきたのがわかってから
やっぱり、お金はエネルギーなんだなというのを実感している。
自分の内側から発せられるワクワクや情熱を行動に移すことで
エネルギー循環が起こり、それがお金や豊かさとして現実化する。
お金に対して不安な氣持ちもでてくるけど、
その不安を感じ続けている限り、不安な現実が創り続けられるので、
その氣持ちを感じたら手放して、今「ある」ことに目を向ける。
今、わたしの会社には支払いをするだけのお金はある。
今、わたしの個人口座に貯金はある。
今、金額の大小問わず、お客様からの注文が入っている。
今、わたしは住む場所がある。
今、わたしは食べることができている。
いま、いま、いま・・・・すべてがある!
未来は「いま」感じている感情から創られるから。
感情という波動を発したことによってできた素粒子が結晶化し
現実化・物質化すると量子力学的にも言われている。
不安、焦り、悲しみなどの負の感情を感じるとき、
それは、本当のわたしから外れていますよのサイン。
負の感情を、そうだね、そう思ってるんだねとちゃんと受け止めてあげる。
でも、もうその感情は必要ないよねと手放す。
そして、いま、ある、ことに目を向け、いま、を生きる。
いま、わたしが氣分良くいられる選択をする。
どうありたいか、どうなりたいのかを望む。
そうなったときの感情をありありと感じる。
これしよう、これしたい、これしなきゃと思ったことを行動に移す。
*「行動に移す」ことが特に大事。
肉体を持ってこの地球に生まれてきているのだから、
小さなことでも行動に移していくことで現実化させることができる。
日々、これの繰り返しで望む現実が創られていく。
ほんとにこの繰り返しなんだけど、ついつい忘れてしまうことがあるので
何度も書き留めておこう。