わたしの過去の人生を振り返ると、

 

人生の転換期になったとき、人生の重要な節目のときには、

 

必ず自ら突き動かされるように何らかの行動を取っていた。

 

そして、ほとんどすべて、人を介して上手く進む方向になっている。

 

 

「元夫と出会ったとき」

 

当時していた仕事に大きなストレスがあり、先行きに不透明さを感じていた。

 

学生のときにフランスに語学留学してフランス語を習得したのに、

 

フランス語とは全く関係ない仕事についていたので、

 

フランス語を使う仕事を探すことを視野に入れて、

 

何年も離れていたフランス語の感覚を取り戻すために

 

国際交流のオンラインサイトに登録し

 

何人かのフランス人とフランス語でのメールのやり取りをするようになった。

 

そのときやり取りしていた中の一人が元夫だった。

 

元夫が日本に旅行に来るというので、わたしが住んでいる街で会うことになった。

 

外見的には好みのタイプではなかったのもあり、

 

2、3日近隣の観光地を案内しただけで、そのまま彼は別の街に旅立っていった。

 

彼が旅立っていった後、何となく寂しさを感じ、

 

彼の滞在先のホテルに電話をして彼と連絡をとり、

 

彼が旅の最後に観光する東京で再度会うことになった。

 

東京で再会してから、わたしは彼が好きなんだとわかって、

 

お互い惹かれていることがわかり、遠距離恋愛をすることになった。

 

 

「元夫と暮らすためにフランスに渡ったとき」

 

当時していた仕事をリストラされることになった。

 

別の仕事を探すのかーと思いながら、遠距離恋愛中だった元夫にチャットで報告。

 

すると、彼のほうからフランスに来て一緒に暮らさないかという提案を受けた。

 

遠距離恋愛中で2ヶ月くらいの間

 

チャットやメールでのやり取りだけ交流していただけで

 

新しい仕事を探すにあたって余裕がなくなるから、

 

彼とはもう終わりかなと思っていた程度だったけど、

 

生活費とか面倒はすべて見てくれるというので、

 

お試しでフランスに行ってみることに決めた。

 

一緒に暮らしてみると、一緒にいて自然体で落ち着く人で

 

暮らし始めて二週間ほどで彼からプロポーズされて結婚することになった。

 

 

「フランスで起業するきっかけになったブログを始めたとき」

 

フランスで結婚してすぐに長男を授かったので専業主婦をしていた。

 

暇を持て余してたこともあり、

 

妊娠中にミシンで布製品を作ることをしていたことをきっかけに

 

ハンドメイド品をフランスのネット上で販売していた。

 

趣味の延長線上程度にしていた販売なのでちょっとしたお小遣い程度のもの。

 

ある日本人女性のブログに触発されて、わたしも彼女みたいに

 

元夫から経済的に自立して、

 

自分の欲しいものは自分で買えるようになりたいと思い、ブログを書き始めた。

 

ブログはとにかく日常のことでも良いから、毎日書くように努めていた。

 

そうやって書き続けていくうちに、

 

少額の元手でネットショップをつくる方法を教えている人のブログに出会い

 

その人の情報商材を購入して、学んだ。

 

フランスのきれいな布を日本の人たちに向けて販売する

 

ネットショップを立ち上げることに決め、

 

それに向けてやるべきことをやっていった。

 

 

「フランスで起業」

 

フランスでは当時すでにネット上で何らかの販売をするには、

 

たとえ少額だったとしても事業登録する必要があるようになっていたので

 

事業登録に向けての手続きをしたり、

 

日本に輸出することになるので、

 

輸出に関しての必要なことを関連機関に聞きに行ったり、

 

当時は今のように簡単に安くネットショップができるような

 

オンラインベースがなかったので、

 

情報商材で紹介されていた無料のオープンソースを使ったオンラインショップを

 

自分で勉強しながら構築していった。

 

ネット環境も今ほど高性能ではなかったので、すごく時間もかかったし

 

全く知識のない分野を一から勉強しながらやったので、

 

オンラインショップ構築が一番骨の折れる作業だった。

 

途中途中、本当にうまくいくかなと思いながらも、時間はあったので

 

何とか作り上げることができた。

 

事業登録の手続きも、まずは職安に登録して

 

一定期間職を探すような見せかけをして数ヶ月待って、

 

事業手続きをすると色々なものの支払いが免除になるとかというのがあったので

 

事業登録できるまで半年待つ必要もあった。

 

その間、商品を仕入れる業者を探してコンタクトを取ったり。

 

 

「フランスで個人事業を法人化」

 

当時入っていたビジネスコミュニティで法人化にするメリットを学び

 

個人事業を法人化することに決めた。

 

商品を自宅の物置部屋に置いて、

 

フランス人スタッフがわたしの自宅で仕事していたけど、

 

自宅だと手狭になったのと、プライベートと事業をわけたいと思い、

 

事務所を借りることに決めた。

 

そして、商品チェックや発送などの作業をする

 

フランス人スタッフは一人雇っていたけど、

 

パソコンやオンライン業務のほうはわたし一人でやっていて

 

仕事量が大変になっていたので、

 

日本語で日本人顧客の対応ができる日本人スタッフを探した。

 

事務所は、不動産屋で探していたけど良いところが見つからず、

 

久しぶりに会った友人に探している話をしたら、

 

この友人宅の敷地にある家を貸してもらうことになった。

 

日本語で対応できる日本人スタッフは、

 

事務所として使う家の一室に住んでもらうことができるので

 

フランス国内か日本から移住してくれる人を探していた。

 

数年ぶりにコンタクトを取った大学時代の友人に

 

誰か良い人知らないかと聞いたところ、

 

この友人本人がちょうど仕事を辞めるつもりのところで、

 

やってみたいということになり、

 

この友人をフランスに呼び寄せる労働ビザを取ることになった。

 

労働ビザを取るのに苦戦したけど、できると信じてやっていたら取ることができた。

 

事務所を借り、友人が日本から移住してきて仕事を手伝ってくれる中、

 

個人事業を法人化することができた。

 

 

「元夫と離婚を決めたとき」

 

数年前から元夫とこのまま結婚生活を続けていくことに疑問を感じていた。

 

結婚して結構早い時期から毎回同じことで元夫の機嫌が悪くなり、

 

ずっと同じことを繰り返していた。

 

内観して自分自身の内側を整えるということをしていって少し改善してはいたけど、

 

この件に関しては別のところに問題があるのではないかと感じていて、

 

離婚という文字も何度かよぎっていた。

 

だけど、離婚してフランスで一人で生活していくということには怖くて踏み切れず

 

このまま我慢して続けていくことを選んでいた。

 

そして、あるプライベートなことでやりたいなと思ってたことをするために、

 

それをやるためにできそうな行動をしてたら、

 

それをやることができるようになって、

 

そこからの出会いをきっかけに離婚することを決めることができた。

 

もういい加減に魂の本当の望みの方向へ向かいなさいよと

 

天から啓示されたような出会いだった。

 

 

 

 

 

こうやって過去を振り返ってみると、

 

やりたいと思ったことに対して自分で何らかの行動を取ると、

 

そこから人を介してチャンスを得るという流れになっていることが多い。

 

 

個人事業を法人化する頃の時期に

 

スピリチュアルなことに興味を持ち始めたけど、

 

その前から自然に「直感を行動に移して魂の望みに向かう」

 

ということをしていたようだ。

 

そして、「人」との縁や出会いが重要なこともわかる。

 

 

もちろん、行動していく中で、うまくいかないこともあるけど

 

そういうことも含めて人生の過程を楽しんでいるわけで、

 

望む方向さえ決まっていれば、最終的には望む現実に行き着く。