どこの年寄りよりも可愛いと思っていた祖母が、お空の星になってしまったので
両親と私で車で秋田まで行ったきた。
祖母の家は、山の上の方に続く道の途中に、ポツンっと一軒建っていて
一番近いお隣さん(?)の家まで、徒歩15分くらいかかる。
一番近いスーパー、コンビニには徒歩30分。とにかく田舎。
家の前には田んぼ、そして山が広がり、家の後ろにも田んぼ、そして山が広がっている。
すぅ~っといっぱい吸い込む空気は、新緑のフレーバーで、夜には、プラネタリウム並みの
星空が広がっている。
そんなとにかく田舎な秋田県由利本荘市東由利町には
子どものころ、夏休みには必ず行っていたが、5年生のとき以来行かなくなって
再び、2年前の夏に、一人で祖母に会いに行った。
だから、祖母との思い出は2年前の5日間に凝縮されている。
子どもの頃の思い出はトンボに糸をつけて、ペットのようにしてくれたことしか覚えていない。
虫嫌いな私は、怖くて糸を持つこともできなかったけど
祖母は、「トンボきれぇか(嫌いか)?」と言いながら
糸の端を持って、「ほれほれぇ~」とトンボを羽ばたかせたり
服に止まらせて、ブローチのように(!?)していた。
祖母の通夜や葬式の準備で親戚は忙しく、バタバタしてるので
ご近所の主婦が数名、食事の準備に来てくれる。
用意された食事は、新鮮な野菜を使ったものが多くて美味しかった。
中でもフキの煮物が美味で、「フキ美味しい、大好き!」と言いながら
食べていたら、「その辺で、なってるよ」と言われたので
帰る前日、火葬と葬式の間に2時間も時間があって、裏の土手で、両親とヤマブキを取った。
しかも、礼服に長靴で。
フキってこんな風になってるんだね~。スーパーで売ってるのしか見たことないよ・・・。
「あだま、落どすぃて、持っでけぇ~」(訳:あたま(フキの葉の部分)を切って持ってけ)
と、ネイティブたちからアドバイスをもらい、包丁で葉を切って袋に入れて持ってきた。

