明日の新月販売を控えて
いつも極と柔のページに
私が今月気になったトピックについて書いてるんだけど、いよいよ文字数の制限で(6万字)書けなくなってしまったので、
今日はコチラに。

なぜ宮古島では、発達障害児や肥満児が大幅に増え、出生率が下がっているのか。
医学博士で宮古島地下水研究会代表の友利先生によると
「 原因はネオニコチノイド」
だと指摘されている。
まず、神経毒のネオニコチノイドは、
感受性の高い胎児初期にネオニコチノイドに暴露すると、
ごく微量でも発達障害を引き起こす可能性があることが、動物実験で証明されている。
また、腸内細菌叢のバランス異常を引き起こす可能性もある。
これは肥満の原因と言われる。
このことから、ネオニコチノイドに暴露した子どもは肥満になる可能性が高い。
マウスを使った実験では、
特にオスのマウスが腸内細菌叢のバランス異常を起こしやすいという報告がある。
宮古島の高度肥満児の割合も男児が女児の2倍超となっています。
さらに、ネオニコチノイドの内分泌かく乱作用によりオスが生殖障害を起こすことが報告されています。
したがって、
出生数の減少は、男性不妊の増加が
一因と推測できます。
規制緩和で使用量が急増し
宮古島では10年ほど前からネオニコチノイド系農薬が使われ出しました。
年間供給量は、
2014年が6.6t
2016年が8.9t
2021年が17.7t
と急増しています。
今や耕作面積あたりの使用量は県内トップ。
ほとんどはクロチアニジン(商品名「ダントツ」)で
主力農産品であるサトウキビの害虫駆除などに使用されています。
農薬の使用方法は法律で細かく決められていますが
サトウキビへのネオニコチノイド系農薬の使用に関しては、数年前に大幅に緩和された。
これが供給量の増加につながった。
農業に使われた大量のネオニコチノイドが
島の唯一の水道水の水源である地下水に流れ込み
その汚染された水道水を島民が毎日知らずに飲んで曝露している
と友利先生は指摘しています。
実際、地下水と浄水場の水を独自に調査したら、多くの地点からネオニコチノイドが検出され、一部は欧州連合(EU)の安全基準値を上回った。
☆
ネオニコチノイドは神経をかく乱させて異常を起こす。
特に成長過程の子どもの
自律神経はもちろん
記憶や学習、情動など中枢神経など
脳の発達への影響が問題になっている
大人の認知症も。
宮古島には水道水の水源が1つしかなくて、
それがネオニコチノイドで汚染されてしまっている。
生きていくためには、それを生活水にするしかない。
原因は水だけではない。
けれど、かなりのウエイトを占めると思う。
以前、宮古島に訪れた時に感じたのは
農業(サトウキビ)か観光業の2択な世界やなぁ
という印象。
それ以外の仕事をしている人をあまり見かけなかった(特に若者)
それだけ、サトウキビ農業は宮古島において経済を支える柱だ。
ただ、どれだけの人が、ネオニコチノイドについて理解して使用しているのだろうか
経済を優先してしまったツケがこれからどんどん皺寄せる。
自衛するならば、ネオニコチノイドが除ける浄水器や、ガイヤの水で濾過して個人個人が気をつけるより他ない。
ネオニコチノイドの使用については、宮古島に限らず、
本土でも今の農業の主流になっているので
他人事ではない。
スーパーに並ぶ、虫のついていないキレイなお野菜はネオニコチノイドのおかげである。
自分たち家族にとって
何が良いか悪いかは
本人が決めて選ばなければならない。