ACO物語ここまでで、まだたった2ヶ月分。

2ヶ月しか経過してなかった…
どんどん話を進めなきゃ台風


離婚承諾してからは色んな事が早かった。
家は1日で決めてしまった。
土曜に不動産屋2ヵ所だけ廻り、その2ヵ所目で諦めモードで日が暮れてから内見に行った。

玄関開けて直ぐに気分が高ぶった。
たったの1K。だけどキッチンの向こうに見える部屋がやたら明るかったの。中に入ったら窓は天井から床まであって一面ほぼ全部窓。
マンション3Fの角部屋だし駅から徒歩10分だし…
時期的にも早い者勝ちだったから、その場で決めた。決して焦って決めたんじゃないと今も思ってる。

これもタイミングだね。
何かの巡り合わせだね。
諦めて見に行かなかったら逃してたと思う。1週間前後してたら部屋も見れなかったかも。。。


新居に当てる資金は慰謝料でまかなった。
けじめは必要だよね!
慰謝料の額はACOが決めた。きちんと出るトコ出たら、彼はカナリの額を要求されてたはず。それだけじゃなく相手のしたたか雛も請求される。だけどACOはそんなこと何も知らず、金額の相場すら知らず、相場の1/3弱しか提示してなかった。
新居へは全て新品の家具に電化製品。プラス少しだけよとりをもって金額決めたんだけど、美容師の友達が様々な職種のお客さんを知ってるため情報豊富だもんで、のちにACOの要求額を知ってACOは怒られた。『安すぎ!』って。
しょうがない。仮に知ってたとしても多分、額は変わらなかったと思う。
あんだけ酷いことされてても10年以上の付き合いで。。。なんだろ?
自分事ながら、他人事みたいに彼に同情でもしてたのかな?よく分からないや…
慰謝料の出所はACOのヨミ通りだった。だから可能なのを知った上で一括払いにしてもらった。
だって分割払いとかって、あてにならないし、手切れしきれてない気がして。。

こんな訳で、新居が決まって即契約して翌週から入居可にした。仕事の合間に電気屋さんへ行き、全ての家具を揃えた。
全部新品。

週末、私物の運び出しは、彼とACOの共通の友達が手伝ってくれた。彼は相変わらず雛の家に出払ってた。
数人の友達に聞かれた。
今使ってる家具持ってかないの?って。
ACOの心も同時にクリアにしなきゃって気持ちでお古は一切使いたくなかった。それにココにある家具の行方は…ACOも聞いてびっくりしたんだけど、全部捨てるんだって。ACOがいらないって言ったら、彼もまた全部新品にして雛とこの家で暮らすらしい。
ACOに慰謝料も払う上に自分らも新品って、まちがいなく大赤字じゃん‥
まぁ、好きにすればっ!‥だけど、内心やっぱりしたたか雛にやられっぱなしじゃん!!って思ってた。
ACOから家と旦那をとっておいて、まだ足りず新品家具まで巧いコトおねだりしたんだ‥どうせ『奥さんと一緒に使ってたものはイヤ』とか言ったんじゃないの!?
すごいねぇ、雛ちゃん‥
ACOはこの頃、既に呆れに突入してた。
かたくなに拒んだ離婚だったけど、この時は『こんな男、こっちが願い下げ』って程、元旦那って言いたくないくらい恥ずかしかったし呆れてた。
家具の行方をACOに尋ねた友達らも、呆れてた。
でも、今までを振り返るとこの友達もグルになって口裏を合わせてACOに嘘をついてた事がある。それを知った時は友達すら信用出来ないなんて思ってたけど、誰もがACO達の破局を願って手助けしたわけじゃない。だから気にしない。
この時は友達の方から引っ越しを手伝ってくれた事がとにかく嬉しかった。
ACOは今までの友達すら失うって不安もあったから、ACOの友達でもある!って感じさせてくれて嬉しかった。
ACOの私物はトラック1回で済んだ。だけど細々し過ぎで友達に物捨てれば!って言われる位の量だった。
今までの思い出だけはまだ捨てられなかった。

10年以上一緒だったから、その間の友達もみんな一緒。写真には当然彼も写ってる。でもそれを捨てたら友達との思い出も同時に捨てる事になる。
だから、アルバムは共通だった物を2分割した。
一枚一枚、互いに欲しいショットはもらい、意見がかぶった時にはじゃんけんして、分け合った。
ココだけ見られたら仲が良い2人。でもお互いにもぉ夫婦って関係は必要ないものになってた。

ACOの事を母親的存在だったって答えを見付けてしまった彼からしたら、ACOとはこの先男女の関係は考えられないはず。ACOは言われたセリフに対してコレからも変化はしないと思ってた。だからイイ相談役みたいに何でも話してくる彼を姉弟のような?感覚で心配をコレからもし続けてくだろぅ気がしてた。
離婚するけど縁は切れない気がした。彼もまた都合が良すぎだけど同じように縁は切れないと感じてたみたい。

でも、これはじぃちゃんばぁちゃんになってからの話で、今は別。
ACOはきっちりしたかった。
たぶん友達も知人も理解し難い事が最終日にあった。
ACOは引っ越しを終えた日の夕方、いったん地元に戻る事になってた。
そして地元の駅へは彼が迎えに。
2人でどこに行ったと思いますか?
役所です。
彼たっての希望で離婚届けを一緒に出しに行ったんです。
祝日、日が暮れてから行ったので、典型的なお役所勤めの人でなく、気さくなアルバイトのおじちゃんだった。
彼がトイレに行ってる間に先に提出した。
何で離婚しちゃうんだい?私の娘も先日ねぇ~と話始めてた。
気が楽になった。
ACOはおじちゃんの質問にニカニカしながら正直に返答した。
『旦那がね、若い女の子と本気なっちゃって捨てられちゃったの』
そこにちょうど彼が登場。おじちゃんは目を丸くしてた。
『こりゃまたカッコいい旦那だ!もてるだろぉにねぇ!だからってこんなかわいい嫁さん泣かせて!』って叱咤してくれてた。
もぅ1つ残してくれた言葉が『いいかい?結婚相手にカッコいい人はむいてないんだよ~。おじちゃんみたいに、イケてない人を選ばなきゃね。次は』って言ってくれた。彼と一緒に笑っちゃった。
おじちゃんが最後まで不思議がってたのは
ACO達が離婚する2人に見えなかった事。逆に婚姻届けを出しに来た2人みたいだって話してた。
‥きっと離婚届けを一緒に提出しに行くなんて前代未聞だろぉ…