向かいのアパートで1人暮らしをしていたおじちゃん。
毎朝、ぼくクンが保育園へ行く前に
家の前で遊んでくれたとってもやさしいおじちゃんでした。
保育園へ通い始めの当初は、ぼくクンはおじちゃんをちょっと怖がり、
なかなかなつこうとしませんでしたが、少しずつ打ち解けていき、
朝はおじちゃんと遊ぶのが日課になっていました。
ボールで遊んだり、追いかけっこをしたり♪
クリスマスになるとお菓子の入ったブーツをくれたり。
ミニカーをプレゼントしてくれたりもしてくれ、
まるで自分の孫のようにかわいがってくれました。
そんな日々も毎日は続きませんでした。
ある日からおじちゃんが少しずつ弱々しくなり、
ぼくクンが家を出る時間になっても外には出てこれず、
窓から手を振ってお見送りをしてくるようになりました。
それも次第にできなくなり、
この頃はおじちゃんのお部屋のカーテンもずっとしまったまま。
おじちゃんは癌と闘っていました。
おじちゃんが寝込んでからは、お義母さんがおじちゃんのお部屋に度々食事を届けていました。
ぼくクンも一緒におじちゃんのお部屋へ行き、しばらくお部屋で遊ばせてもらったりもしました。
おじちゃんのお部屋にはぼくクンの写真が飾ってありました。
本当に、自分の孫のよう。
そして最近さらに様態が悪くなり、
病院へ運ばれた時もぼくクンの写真を持って病院へ行ってくれ、
土曜日にお見舞いへ行くと、ベッドの傍らにぼくクンの写真が置いてありました。
おじちゃんは昏睡状態でお話はできませんでしたが、
ぼくクンはおじちゃんの耳元で「ありがとう」を言うことができました。
その日の夜、おじちゃんは他界しました。
そして日曜日におじちゃんと最後のお別れをしてきました。
ぼくクンはもう一度「ありがとう」と、「さようなら」を言うことができました。
おじちゃんはぼくクンにたくさんの楽しい思い出をプレゼントしてくれました。
おじちゃんはお空のお星様になったんだよと言いました。
まだ2歳のぼくクンではありますが、
おじちゃんの記憶を消さぬよう、ずっと語ってあげたいと思います。
おじちゃん、どうもありがとう。
