「恋履歴概要 [6] 」のつづきです。
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「俺だって、乗り越えた。」
そんな風な言葉を使い、辛いときは弱みを見せずに独りで抱えて自力で打開するKは、今の私をたしなめた。
そこは、あなたの凄いとこであり、私ができないこと。
だから、こうなった。
でも。
この電話にまつわる一連の私の葛藤や、4年の後に続いた8年の想い。
伝えたからどうだってのは特になかったけど、Kは言ってくれた。
「acoらしいけどね、いい意味でも。」
って。
強引アプローチで電話して、良かったなって思えた。
そうやって、私をわかってくれてたよね。
私らしさを今でもわかってくれてるんだ。
って、ちょっと嬉しかった。
「スッキリした?」
の後は、恋愛以外の近況報告。
電話のきっかけを作ってくれた、友人♀(Rとします)ではない、気のきくようできかない共通の友人♂に、私の新しい勤め先を教えた時に、
「Kも近くだよ」
と伝えられてた。
仕事の内容とか扱ってるものも、ふとした時にRから耳にしてきた。
同系業界だったので、なんとなく職場がわかった。
「○○で働いてる?」
って聞いたら、図星。
で、仕事の話ばっかりしてたかな。
Kはとても頑張る人。
プライドが高いのもあるんだろうけど、自分の求める自分の姿を得ようとして努力をする。
で、責任感がある。
仕事もきっと器用に、そしてきっと不器用さを努力でカバーして、結果を出して、辛いときも少しどこか楽しんで頑張ってるんだろうな。
そんな人。
話を聞いても、とても忙しい中に充実感を抱えている様子。
なんだろね。
その人のいいとこ・好きなとこは、いつまで経っても尊敬するし私の自慢みたいに思ってしまう。
当時は、憧れるKのいろんなとこに追いつきたい、肩を並べて歩いても大丈夫なようになりたい、と思ってた。
“自分”を持ってなかったのかな、私。