雨が降る。


目の前が滲んで、遠くなる、
微かな日差しが私を何も無い空間に切り離す。


イヤフォンから聴こえる唄が、
否応無くこの身に響くから、只々、寂しくて。


あの時の自分を惨めに思うと、
それはそれで可哀想になるし、
次の幸せが訪れなくなるから、


“仕方が無かった。”


と言って聞かせてみたりして。


かと言って、決して匿えないこの痣。
何がいけなかったなんて、特にそんな事も無いのに。


【信じていたつもりでも、何処か信じて無かったのかも。】


なんて、この錘を切り離す口実でしか無い。
ごめん、どうしても続けられない、って正直に言えばよかった。



雨が降って、


私の後悔を洗い流してくれれば良いのに。
だけど、それは決して流れなくて、
只、一層、露にしていくだけ。


そう、それは後悔の雨。