リノベーションをするマンションが決まって、間取りを1から考えました。
でも、元々の間取りが合理的で、間口の広さが生きていたので、大きな変更はキッチンの移動ぐらい。
夫婦2人とも、シンプルで使いやすい間取りが好き。
空間はシンプルに。
だけど、素材にはこだわりたいと思いました。
例えば、床。
子育て中の方に限らず、裸足で生活する方は多いですし、足触りのよい無垢材は、いつもお客様にもおすすめしている素材のひとつ。
自宅では、3層無垢材を使用しました。
3層無垢とは、3枚の板を貼り合わせたフローリングです。
表面には無垢材が貼られていて、
木目の方向を互い違いに貼り合わせることで、無垢の弱点である、反りや収縮、膨張を、無垢フローリングの約80%抑えることが出来ます。
(メーカーさんによって、数値は違います)
リビングダイニングには、私が寒がりのため床暖房を入れました。
床暖房を設置すると、ほとんどの無垢材は使えなくなります。
3層無垢なら、床暖房を設置した過酷な温度差状況にも強く、比較的安心です。
(比較的、と、いうのは、使い方にもよるからです。これに関しては、また記事にしたいと思います。)
うちは2回ほど冬を越しましたが、床暖房を使っている時期は、収縮して、ほんの少しスキマが出来ました。
乾燥しているから収縮するんですよね。
だから、部屋が乾燥している、という目安になります。
冬の間に出来た、ほんの少しのスキマ。春になったらなくなりました。
こんな風に、季節が感じられる素材。
子供に説明したら、
生きてるみたいだね〜
と。
そう、生きている素材です。
木は呼吸しているんです。
だから、なんだかあったかい。
無垢の床だと、気持ちもほっこりします。