京都の花街の
ビジネススタイルて
大好き!
ビジネスリスクを
お茶屋さん、置屋さん、
それぞれが少しずつ負担して、
女性的な
ビジネスモデルなの。
前回
お金ちゃんは重いという話を
しましたが、
分散すれば、軽い!
同じ知恵が京都花街芸妓さんの
ビジネスに出てる。
具体的に言うと、
お互いにアウトソーシングをする。
お客は
一見さんお断りで絞る。
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かつて、芸者さんは東京にも大阪にも、
でも今はその数が減ってしまい、
東京の新橋や赤坂で芸者さんを見かける
ということ、少ないと思う。
一方で京都は祇園や先斗町、
宮川町など、一定の地域に行けば
芸舞妓さんをよく見かけると思うよ。
それだけ人数がいるということ!
現在約300人ほどの方がこの職業に従事してるらしい。
一見さんお断りという、
普通は閉鎖的なしくみの中でなぜ京都だけ、
存在ができるのか?
ビジネスとして成り立っているのか?
その秘密は、アウトソーシング!
花街は、主に以下の4つのビジネス主体があるのね。
1)お茶屋 :
料亭だけど場所貸しのみ(=不動産業、イベントプロデュース業)
2)置屋 :
芸妓・舞妓さんを雇い教育、派遣(=人材派遣)
3)仕出し屋 :
料理を料亭へ提供(=ケイタリングサービス)
4)しつらえ提供業者 :
花屋など(付帯サービス提供)
お互いにリスクを分散しながら、(ここ大事!)
一見さんお断り=会員制ビジネス=信用、
代金回収可能=顧客選別
というスキームになっている。
会員になれる=ステータス高い=お客さん自身の
自分イメージアップになる。
一方東京その他では、
景気のいい時に料亭が
芸者さんを抱えすぎてしもた。
各機能それぞれの事業主体が
サラリーマン化するし、お客さんがいてもいなくても
とにかく人件費は払わなあかんし。
大企業病になってしまったわけです。
1日に動く花代(芸舞妓さんのお座敷料)は安く見積もって、
ひとりにつき約10万円ほど。稼働日数300日として、
10万円x300日x300人=90億円(年間)
稼働200日として
10万円x200日x300人=60億円ですね。
(私もツテを頼って呼びましたが、
1時間半で芸妓さんひとり40,000円でした。)
それに、
お料理、場所、お酒、着物などがプラスされると、
市場規模は年間300億円かな?
350年間続く花街のビジネスモデルは
女性起業に応用できるはず。
外注になって在宅で
仕事をする。
ビジネスのリスクを
分散してあげる。
正社員だらけで
儲かっても、儲からなくても
給料を払い続ける必要がある会社に
アウトソーシングサービスは
これからどんどん浸透していくと思うし。
こっちはこっちで、
家に居ながら、稼げるし、育児や家事もできる。
お化粧も簡単に、
なんならスウェットのおうち着で
働ける。
スーツ着て、お化粧して、満員電車に揺られて
なんて考えると
夢のようではないか?
そして、かつみんなのリスクも分散してあげて。
いいと思うよ。
WinWinの世界!