目、疲れてませんか?

こう尋ねると8割方の患者さんが「疲れている」と答えます。続けて「じゃあ鍼しましょうか?」と尋ねると8割の人から「怖いからやめときます」と返されます。うんうん、顔に刺すって怖いよね!
(鍼灸師的に商売あがったりだけどネー)


疲れているなら楽になりたい、というのが人のサガです。できるだけ安く、なんならタダで。人間という生き物は本当に欲深いです。


ということで「指圧でもOK!」な疲れ目に効果のあるツボを3つ紹介したいと思います。他にもあるんですが、人間は4つ以上の物事を覚えようとすると1つ目を忘れてしまうということをジョジョ6部で学んだので割愛します。




目の疲れにこの3ツボ!

今回紹介する3点は美容鍼でも用いられることが多いツボです。目の不調は顔にも影響しますからね!ざっくりとした位置も表示しておきますので参考までに。





攅竹(さんちく)
眉毛の内側の端

太陽(たいよう)
こめかみ

承泣(しょうきゅう)
目の中央の真下、頬骨の際


【承泣】についてはややわかりにくいかもしれませんので、最初は鏡を見ながら確認することをオススメします。


詳しいツボの位置は、リクナビさんのこちらの記事をご覧ください。

リクナビNEXTジャーナル



けっこう詳しく書いてあります。というよりこちらの記事を読んだ方が場末の鍼灸師ブログより100倍タメになります。

どんな効果があるんですか?

スッキリします。



疲れ目の種類にもよりますが、重さや痛みがとれることが多いです。視界が明るくなる、ハッキリ見えるようになるといった見え方の変化が生じる場合もあります。





個人的に感じる変化は、もれなく優しい顔になるという点です。顔が硬いと怖く見えますからね。リラックスリラックス!


どんなふうに押せばいいん?

気持ちよく押せればOKOK(*´ω`*)



と書いてしまうと元も子もないので少々補足を。



「痛気持ちいい」くらいの強さで押すことが大事です。「痛い!」と感じたまま刺激し続けるとズキズキとした感覚が残り、逆効果になる場合があります。物足りないと感じる方もいるとは思いますが、そのくらいが丁度いいです。



ツボの中心を押す…というよりは骨に押し付けるような感覚です。攢竹は上方、太陽は前方、承泣は下方、それぞれの方向に向けて押してみてください。全てがそうだとは言いませんが、この押し方は他の多くのツボにも応用できます。



グリグリと押すのではなく、少しずつ力を入れながら5秒ほど押してみてください。秒数は目安なので長くしてもOKですが、長すぎる刺激は痛みが強く出る場合があるのでオススメはしません。



人にやる時は力加減に注意しましょう。特に太陽への強刺激は頭痛に繋がるほどの危険性を秘めています。昔は笑って観ていましたが、みさえのお仕置きは今見るとなかなかエグいですね。





指圧だけでなく、ボールペンの頭など先の形状が丸い物で押すのもアリですよ!



今回は自分が鍼灸師ということを思い出したため急遽それっぽい記事を書いてみました。普段なかなか東洋医学の勉強もできていないので、備忘録的な意味でも活用していきたいと思います。歳をとるたびに記憶力の低下を自覚しますが、まだまだ若い人には負けませんよ!