四畳半神話大系#3 考察 | ogattiのフライトログ

四畳半神話大系#3 考察

CX「ノイタミナ」枠の深夜アニメ『四畳半神話大系』の第3話に鳥人間が出ているとの噂を耳にしたので、観てみました。

ああいう作品は好みではないので、今回だけです(笑)



さて、肝心の人力飛行機登場シーンですが、一言でいえば

「“リアル”と“アンリアル”が同居している」

といった感じでしょうか?


制作サイドに鳥人間経験者がいるとしか思えないシーンが数多くあったと思えば、「そんなわけないやろ!」とツッコミたくなるような設定も幾つかありました。


例えば、

ACM隠居のフライトログ-キャプチャ1
このシーンはCFRPパイプの自作!

マンドレルにプリプレグを積層し終えて、ピールクロスか熱収縮テープを巻いている最中だと思いますが、これは経験者でないと思いつかないのでは…。もしくは関係者に入念な取材をしたとか…?


ACM隠居のフライトログ-キャプチャ3
次は機体です。このアングル、結構カッコいいのでお気に入りなのですが、注目すべきはリブです。

ハーフリブが入っています!
これも経験者がこだわりをもって描いたとしか思えません!


ACM隠居のフライトログ-キャプチャ2
最後にプラットホームです。これは鳥コンの映像を観ればリアルに再現できると思うのですが、逆にアンリアルになってます(プラホとハーバーの近さとか、プラットホーム上のペイントとか…)
ただ、よく見るとプラットホーム上が2段になっているところがリアルだったりします。

完全に真似しないのは他系列である読売さんへの配慮なのでしょうか?

ところが、最初の方で商標登録である「鳥人間」を堂々と言ってます(爆)
(大会自体は「バードマンコンテスト」になっていた)

他にも、湖面ではなく海面に落ちるとか…

まあ、キリがないのでこのへんで。



しかし、人力プロペラ機だと思ったら滑空機でしたというオチ。


これは人力飛行機界的には考え得る究極かつ最大規模のギャグかと!!



個人的な話ですが、私は京都が大好きで(京都検定2級保有)、出てきた場所は一通り行ったことがあります。

しかし、まさか蹴上のインクラインをカタパルトにして人力飛行機を飛ばそうなんて発想は浮かびませんでした(爆)

昔、舟を運んでいた台車は、実際には中腹よりやや下くらいにあります。
しかし、インクラインの下の噴水とか、現地そのままで大満足!


最後には人力飛行機よりもロケハン的な所が気になってしまったのでした。



さて、今回登場した滑空機。せっかくなので…

イラストとして再現してみました!

ACM隠居のフライトログ-人力飛行機再現(四畳半神話大系#3)

$ACM隠居のフライトログ-人力飛行機再現サイドビュー

高画質で大きい画像(Picasa)

提出三面図のような配置にしましたが、CADではなく、あくまでもイラストで起こしてみました。
(一応、CADは使えますが…)


シーンによって飛行機の細かい仕様がコロコロ変わるので(笑)、そこは自分なりの解釈でまとめてあります。

さらに、胴体桁はテーパーしている上に白かったので「?」と思ってしまいましたが、そこは現実的にカーボン桁にしました。

垂直尾翼の接合はさらに「???」と思ってしまいましたが、ここは無理矢理再現しました。

滑空機なのに自転車のハンドルが付いているところも一応再現してあります。


とにかく、滑空機のことは素人に近いので、細かい点はご容赦ください!





まあ、アニメを観た結論としては「鳥人間が取り上げられて凄く嬉しかった」ということです!

またいつか、他の作品に取り上げられることを楽しみにしてます(何年後になるのか…)


過去に人力飛行機が登場した作品は幾つかあるので、“架空”人力飛行機のイラスト再現はシリーズ化してみようかと思います。