こんにちは。

AC です。



今日は「リオオリンピック開会式」の日。

たしか、開会式は午前8時くらいからだったと思い、8時につけたNHKには広島の「平和記念式典」の様子が映っていました。

「平和記念式典」の中継も、久しぶりに見たような気がします。

いま見ると、言葉だけの単なる「式典」に見えるのですが、

子どもの頃の私は、毎年、テレビの前で神妙な面持ちで食い入るように画面を見ていたものです。



広島に原爆が投下されてから、今年で71年にもなりますが、

前の東京オリンピックが開催された1964年で考えてみると、原爆が広島と長崎に投下されて19年経っていました。

その頃は、8月6日を「原爆記念日」として、日本人の多くが大切な日だと受けとめていたと思います。

「記念」という言葉は、「記憶に残るように覚えておくこと」と言う意味ですから、

「絶対に忘れてはならない日」という意味で、ごく自然に使用していましたが、

いつ頃からでしょうか、記念というと「お祝い事」というイメージが強くなってきたのも確かで、最近は「原爆の日」というような言い方になっているようです。


いま考えると、1960年代はまだ、いろんな意味で戦後を引きずっており、原爆に関してのテレビ番組もたくさん放映されていました。

子どもだった私たちでも、テレビ番組や「原爆の悲惨さ」を伝える写真展などが、原爆の恐怖や忌まわしさを目に焼きつける機会となり、

実際には戦争を体験していない私たちでも、限りなくリアルな肌感覚で理解できた人が多いと思います。

原爆の恐怖や忌まわしさとは、その光景を一度でも目に焼きつけることで、疑問の余地なく理解できるものです。

なぜなら、その光景とは、まさしく地上の「地獄絵」だからです。



そんなことを、しばし思い浮かべているうちに、午前8時40分になり、

「ここから、オリンピック開会式の模様はNHK総合テレビジョンで放送します」

というアナウンサーの声とともに、

「リオオリンピック開会式」の生中継が始まりました。

「あ~40分間も見逃しちゃった(*_*)」



各国選手団入場の前の「開会式パフォーマンス」を楽しみにしていたものですから、午前11時半からのテレビ朝日のハイライト放送でなんとか見ることができました。


競技場のフィールドに敷かれたシートで展開されたプロジェクションマッピングはとても素晴らしかったですね。

そして、ブラジルの歴史を描いたパフォーマンスショーの中に、日本からの移民をテーマに、日の丸をイメージした衣装をまとった群舞パフォーマンスがありました。

リオ開会式日本パフォーマンス

このパフォーマンス、日本時間の午前8時15分、さっき1分間の黙祷をしていた時刻、

つまり、広島に原爆が投下された時刻に合わせて、演出をしたんだそうです。

世界のどれだけの人が、平和のメッセージと受けとめたかはわかりませんが、

少なくとも、日本人の多くが、そう理解できたような気がします。



ドラマはいつでも、ハッピーエンド。

「逢えて、よかった\(^_^)/」


それでは、また次回♪