こんにちは。

AC です。



今日は、「インド映画」のお話です♪

『ムトゥ 踊るマハラジャ』(1995年制作)

日本では、1998年に「マサラムービー」と称して公開され、インド映画の一大ブームを巻き起こした娯楽超大作です。

ムトゥ(ポスター)
「ムトゥ 踊るマハラジャ」(1995)


大学3年の時、生まれて初めて行った外国が「インド」でした。

調べてみたら1979年のことで、年表に載せてもおかしくないくらい昔のことになってしまいました(^_^;)

飛行機という乗り物に乗ったのも、その時が初めてでした。

大学での専攻が「文化人類学」だったこともあって、私の興味対象は欧米ではなく、アジアやオセアニアの国々に向いてたんですね。

このインド旅行で最も影響を受けたのが、「歌って踊る インド映画」だったかもしれません。

私は、子どもの頃からテレビで育った最初の「テレビ世代」なのですが、

当時の日本映画は、そのテレビに圧され、「斜陽産業」の代表格となっていました。

いまでもそうですが、インドは映画制作本数世界一の映画大国でしたが、どんな風に人気があるのか想像がつきませんでした。


日本の映画館では、話し声などもってのほかですが、インドの映画館は違いました。

《インド映画》は、

まず、長い。

3時間以上あるので、途中に中入りの休憩があります。休憩を入れると4時間くらいになります。

ストーリーの合間に、とにかく「歌い踊る」

ヒンディー語や南インドのタミル語の映画なので、話のストーリーもよくわからないのですが、とにかく「歌って踊る」ので、筋がわらなくても「楽しい~♪」のです。

観客も、歌って踊る!

今の日本で言えば、「ライブハウス」などのライブ会場が一番近いかもしれません。


それからしばらくの間、日本では、このような「インド娯楽映画」を見ることはできませんでしたが、

20年近く経った1998年、

ようやく、このインド映画が日本で公開されることとなり、私は家族を連れて観に行ったことをよく覚えています。

『ムトゥ 踊るマハラジャ』

東京・渋谷の「シネマライズ」(Cinema Rise・1986年 -2016年閉館)での単館上映でしたが、ロングランとなり、インド映画としては記録的な大ヒットとなりました。

主演は、ラジニカーント(Rajinikanth、1950-)、彼の愛称は「Super Star Rajni」、そうスーパースターなんです。

でも、どう見ても「かっこいい」とは思えない「おじさん」が出てくるのですが、

見始めてから30分くらい経つと、「かっこいいかも」と思い始めてしまうから、あら不思議~!

ラジニカーント
ラジニカーント(1950-)

テレビなどで、インド料理屋さんが出てきた時などに、インド風の「効果音楽」として、「ムトゥ」冒頭のオープニング曲が流れることが多いので、聴いたことがある方も多いと思います。

この曲が流れれば、インドの話題だっていうわけですね。

さて、心構えはできましたでしょうか?

それでは、「ムトゥ」冒頭の場面をご覧ください(^-^)/


Oruvan Oruvan Mudhalali - Muthu Tamil Song - Rajnikanth

「ムトゥ 踊るマハラジャ」

監督:K.S. ラヴィクマール
主演:ラジニカーント
音楽:A.R.ラフマーン
配給:ザナドゥー
インド公開:1995年10月23日
日本公開:1998年6月13日
上映時間:166分
製作国:インド
言語:タミル語


「ムトゥ 踊るマハラジャ」以降、ラジニカーント作品をはじめ、インド娯楽映画が日本で公開されるようになりました。

私がみる限り、インド映画の中で、「ムトゥ」は群を抜いた大傑作だったと思います。



ドラマはいつでも、ハッピーエンド。

「逢えて、よかった\(^_^)/」


それでは、また次回♪