こんにちは。
AC です。
1972年「タイム・トラベラー」で幕を開け、多くの少年少女達を魅了した秀作シリーズ「NHK少年ドラマシリーズ 」。
→「タイム・トラベラー」時をかける少女♪~1972
1972年1月から1978年3月まで、NHK総合テレビで夕方18時からの30分間、
「NHK少年ドラマシリーズ」という子ども向けのドラマシリーズをやっていました。
当時をご存じの方には、とても懐かしいシリーズだと思います。
「NHK少年ドラマシリーズ」の秀作として、特に記憶に残っているドラマがあります。
「つぶやき岩の秘密」という新田次郎原作のドラマです。

「つぶやき岩の秘密」(1973)
海難事故で両親を亡くした小学生の紫郎は、
三浦半島の海べりに、祖父母と静かに暮らしている。
孤独な少年、紫郎は海だけが友達だ。
毎日小舟を漕いで、秘密の洞窟に向かう。
その洞窟の中には、母の泣き声が聴こえるような気がするのだ。
ある日、紫郎はいつものように洞窟に行くと、
崖の上に不気味な老人を発見する。
この日から、紫郎はこの土地に根差した
暗い過去の事件に巻き込まれ、
命を狙われながらも「つぶやき岩」の謎を解こうと奮闘する。
子供は入ってはいけないと言われる、
第二次大戦中に作られた地下要塞。
まことしやかに噂される、隠された金塊の秘密。
戦争中に余所から来た、
白髭さん、行商の亀さん、そしてクルクルパーのやす
この謎の三人組の正体とは...
「僕は三浦義澄の直径の子孫だ!
敵にうしろは見せないんだ!」
と何度も言い聞かせて、
得体のしれない謎の人物たちと闘う紫郎。
このドラマの素晴らしいところは、
スリリングなストーリーもさることながら、
作品の舞台となった三浦半島南西部の土地の様子が
時には不気味に、時には美しく描写されていることだ。
三浦半島の地下要塞や、
秘密の抜け穴のある神社、
秘境感ただよう洞窟(南の島みたいに綺麗な青だ)など、
童心に帰って、探検したくなる場所がたくさん登場する。
原作:新田次郎
脚本:鎌田敏夫
演出:佐藤和哉
制作:柴田和夫
音楽:樋口康雄
新田次郎原作の映画化作品というと、
「富士山頂」(1970)、日活、村野鐵太郎 監督
「八甲田山」(1977)、東宝、森谷司郎 監督
「アラスカ物語」(1977)、東宝、堀川弘通 監督
「劒岳 点の記」(2009)、東映、木村大作 監督
など、山岳小説のイメージが強い作家ですが、こんな感じの少年小説も書いているんですね。
つぶやき岩の秘密 (1973 NHK) - 遠い海の記憶 BGM (Opening)
この「つぶやき岩の秘密」の輝く海、秘密の洞窟の情景が、
主題歌「遠い海の記憶」とともに、
胸に深く焼きついている方も多いと思います。
いま聴いても何か郷愁を誘う、とても大切な曲になっています。
と言っても、私には身近な海がありませんでした。
「海なし県」の群馬生れなんですね(^_^;)
子どもの頃、夏休みに遊びに行った母の実家、三重県鳥羽の海が、私の遠い海の記憶です。
「つぶやき岩の秘密」主題歌「遠い海の記憶」
歌:石川セリ 作曲:樋口康雄
どこかで聞いたような名前ですね(^_^;)
そう、あの「涙をこえて」の「シング・アウト」にいた2人です。
→♪「涙をこえて」シング・アウト~1969
石川セリの少し物憂くて翳りのある歌声は、聴くものに深い余韻を与えてくれます。

樋口康雄(ピコ)
樋口康雄は、「シング・アウト」でデビューした後、レコード、テレビドラマ、映画、舞台、CM音楽の仕事をこなし、クラシックのフルスコアの書ける数少ない若手作曲家として業界での注目を集めていきました。

石川セリ
石川セリは、1971年、映画「八月の濡れた砂」同名主題歌を担当した後、1972年、樋口康雄が全曲を作曲した「パセリと野の花」でアルバムデビューしている。
その後、井上陽水と結婚したことで知られています。
私が学生時代に主宰していたコンサートプロモート集団の名称は、
ブログネームにもなっている埼玉大学「ACミュージック」です。
その「ACミュージック」と「石川セリ」が大きな関わりを持つことになっていくのですが…。
そのお話は、また別の回で~♪
それでは、また次回(^_^)v
AC です。
1972年「タイム・トラベラー」で幕を開け、多くの少年少女達を魅了した秀作シリーズ「NHK少年ドラマシリーズ 」。
→「タイム・トラベラー」時をかける少女♪~1972
1972年1月から1978年3月まで、NHK総合テレビで夕方18時からの30分間、
「NHK少年ドラマシリーズ」という子ども向けのドラマシリーズをやっていました。
当時をご存じの方には、とても懐かしいシリーズだと思います。
「NHK少年ドラマシリーズ」の秀作として、特に記憶に残っているドラマがあります。
「つぶやき岩の秘密」という新田次郎原作のドラマです。

「つぶやき岩の秘密」(1973)
海難事故で両親を亡くした小学生の紫郎は、
三浦半島の海べりに、祖父母と静かに暮らしている。
孤独な少年、紫郎は海だけが友達だ。
毎日小舟を漕いで、秘密の洞窟に向かう。
その洞窟の中には、母の泣き声が聴こえるような気がするのだ。
ある日、紫郎はいつものように洞窟に行くと、
崖の上に不気味な老人を発見する。
この日から、紫郎はこの土地に根差した
暗い過去の事件に巻き込まれ、
命を狙われながらも「つぶやき岩」の謎を解こうと奮闘する。
子供は入ってはいけないと言われる、
第二次大戦中に作られた地下要塞。
まことしやかに噂される、隠された金塊の秘密。
戦争中に余所から来た、
白髭さん、行商の亀さん、そしてクルクルパーのやす
この謎の三人組の正体とは...
「僕は三浦義澄の直径の子孫だ!
敵にうしろは見せないんだ!」
と何度も言い聞かせて、
得体のしれない謎の人物たちと闘う紫郎。
このドラマの素晴らしいところは、
スリリングなストーリーもさることながら、
作品の舞台となった三浦半島南西部の土地の様子が
時には不気味に、時には美しく描写されていることだ。
三浦半島の地下要塞や、
秘密の抜け穴のある神社、
秘境感ただよう洞窟(南の島みたいに綺麗な青だ)など、
童心に帰って、探検したくなる場所がたくさん登場する。
原作:新田次郎
脚本:鎌田敏夫
演出:佐藤和哉
制作:柴田和夫
音楽:樋口康雄
新田次郎原作の映画化作品というと、
「富士山頂」(1970)、日活、村野鐵太郎 監督
「八甲田山」(1977)、東宝、森谷司郎 監督
「アラスカ物語」(1977)、東宝、堀川弘通 監督
「劒岳 点の記」(2009)、東映、木村大作 監督
など、山岳小説のイメージが強い作家ですが、こんな感じの少年小説も書いているんですね。
つぶやき岩の秘密 (1973 NHK) - 遠い海の記憶 BGM (Opening)
この「つぶやき岩の秘密」の輝く海、秘密の洞窟の情景が、
主題歌「遠い海の記憶」とともに、
胸に深く焼きついている方も多いと思います。
いま聴いても何か郷愁を誘う、とても大切な曲になっています。
と言っても、私には身近な海がありませんでした。
「海なし県」の群馬生れなんですね(^_^;)
子どもの頃、夏休みに遊びに行った母の実家、三重県鳥羽の海が、私の遠い海の記憶です。
「つぶやき岩の秘密」主題歌「遠い海の記憶」
歌:石川セリ 作曲:樋口康雄
どこかで聞いたような名前ですね(^_^;)
そう、あの「涙をこえて」の「シング・アウト」にいた2人です。
→♪「涙をこえて」シング・アウト~1969
石川セリの少し物憂くて翳りのある歌声は、聴くものに深い余韻を与えてくれます。

樋口康雄(ピコ)
樋口康雄は、「シング・アウト」でデビューした後、レコード、テレビドラマ、映画、舞台、CM音楽の仕事をこなし、クラシックのフルスコアの書ける数少ない若手作曲家として業界での注目を集めていきました。

石川セリ
石川セリは、1971年、映画「八月の濡れた砂」同名主題歌を担当した後、1972年、樋口康雄が全曲を作曲した「パセリと野の花」でアルバムデビューしている。
その後、井上陽水と結婚したことで知られています。
私が学生時代に主宰していたコンサートプロモート集団の名称は、
ブログネームにもなっている埼玉大学「ACミュージック」です。
その「ACミュージック」と「石川セリ」が大きな関わりを持つことになっていくのですが…。
そのお話は、また別の回で~♪
それでは、また次回(^_^)v