微妙男=K君(度々出てくる、友達でも恋人でもセフレでも無いカレ)と久々に飲みに行った。

みゆの心の中では、恋の芽が芽生えつつあるから、K君と会うのは、これまでとちょっと違った複雑な気持ちもあったんだけど・・・。
顔を合わせると、やっぱり「馴れ合い」の関係からか、なんか安心する部分があって、居心地は良いのね。
手をつないで歩きながら、「もしこういうとこITさんに見られたら、私はこのヒトといること後悔するだろうな」とは思ったけど。。


照明がエッチっぽい“お忍び系居酒屋”で、テーブルの下で足を絡ませながら、微妙~な会話が繰り広げられる。


今年のクリスマス、連休だよ。みゆ、どう過ごすの?
「ほんとだ。あたし、クリスマスまでには彼氏作るつもりでいるけど・・・」
「あっそ。じゃあオレもがんばろ。でもさ、なんか何年も彼女いないから、今できても一体どう付き合っていいのか分からないなあ」


・・・確かに。
みゆは学生時代に付き合ってた彼氏がいつも一緒にいたがる人で、毎日会って、常に連絡取り合ってる感じだったんだけど、その後に付き合った元カレは束縛が嫌いで、メールの返事が何日も来なかったり、電話に出なかったりもしょっちゅう、会うのも月に2,3回って感じで・・・


だから、出来る限り自分が傷つかないように、期待しないように、ただカレに合わせて待ってることしかできなかった。
今度、ちゃんとした彼氏ができたら、どう付き合えばいいんだろ?


「難しいよね、何が付き合うってことなのか・・・」
呟いたみゆに
「でも、オレ達だって、周りから見たら完璧に付き合ってると思うんだけど(笑)」
「・・・確かにね」
「しかも相当ラブラブだぜ」

だね。
ほんとに、ヘンな関係。

でも、恋愛したら脇目も触れず、突っ走ってしまうみゆだから、このヒトとの関係は、みゆの暴走を止める良いストッパーになってるのかもしれない。
だから、もうちょっとだけ、一緒にいさせてもらおう。

「じゃあさー、もしお互い1人だったら一緒に過ごそうよ」
「そだね」


さて、今年のクリスマス、みゆは一体誰と過ごしているかしら?