演技って、難しそう。

 

そんなイメージを持っている人もいるかもしれません。

 

でも、実際にやってみると、

「これ、意外と面白いな」

と思う瞬間があります。

 

その大きな理由のひとつが、

演技には「ひとつだけの正解」がないことです。

 

 

同じ台詞でも、全然ちがう

たとえば、

 

「大丈夫だよ。」

 

という台詞。

 

この一言でも、本当に大丈夫な人と、

無理をしている人では違います。

 

声の大きさも違う。

表情も違う。

間の取り方も違う。

 

さらに、相手が変われば、また違ってくる。

 

同じ台詞なのに、毎回少しずつ変わるんです。

 

これが、演技の面白さです。

「うまくできなかった」から面白くなる

演技をしていると、

思ったようにできないこともあります。

 

でも、

「じゃあ、今度は少し変えてみよう」

と試してみる。

 

声を小さくしてみる。

間を長くしてみる。

逆に、思い切ってやってみる。

 

すると、さっきとは違うものが生まれます。

 

演技では、うまくいかなかったことも、

次に試す材料になります。

 

だから、失敗しても、

 

「終わった……」

 

ではなく、

 

「次はどうしよう?」

 

に変えられる。

正解を探すより、試してみる

演技には、もちろん基本的なルールや技術があります。

 

でも、台詞をどう言うか、

どんな人物として見せるかまで、

全部がひとつに決まっているわけではありません。

 

静かに言う。

少し笑って言う。

言う前に間を置く。

 

やり方が変われば、

見えてくるものも変わります。

 

だから演技は、

 

「正解を当てるもの」

 

というより、

 

「いろいろ試してみるもの」

 

でもあるんです。

だから、何度やっても面白い

同じ台本でも、

 

相手が変わる。

その日の気分が変わる。

自分の感じ方も変わる。

 

すると、同じ場面でも少し違って見えます。

 

一度やったら終わりではなく、

 

「もう一回やってみたい」

 

と思える。

 

そんなところにも、演技の楽しさがあります。

 

第1回では、

 

「演技なら、何人もの人生を生きられる」

 

という話をしました。

 

今回は、その人生をどう生きるかは、

ひとつに決まっていないという話。

 

演技には、

まだまだ面白いところがあります。

 

あなたなら、同じ台詞をもう一度やるとしたら、

どこを変えてみたいですか?