まぁるい切り絵 | Acknowledgment Distance Torment

まぁるい切り絵

日曜の昼過ぎ、まだ電気もつけていない部屋のベッドで、僕は少し思い返した。

形を留めないもっとドロドロしたものをむりやり型にはめて、そこに愛があったのかなんて。


型の淵からゆっくり染み出したそれはよく見ると少しきらめいていて、僕を布団に潜らせるには充分すぎる明るさだった。