高校野球、昨日の試合は波佐見、加古川北の公立勢が勝ちました。
2回戦はこの両校が対決します。
自分は現兵庫県民であり、元長崎県民でもあります。
そんなこと言えば、元神奈川県民でもあるし、埼玉県民でもあるし、大阪府民でもあるし、香川県民でもあるし、鹿児島県民でもあるし、・・きりが無い(笑)
さて、今の地元の加古川北高校。
2008年の記念大会(夏)の増枠の西兵庫で初出場し、それ以降は県大会でもコンスタントに上位い食い込み、昨秋の近畿大会では大阪桐蔭に完勝し、優勝した天理に善戦し、実力でセンバツを手にしました。
2008年夏がまぐれではなかったと実力で証明したわけです。
神戸以西では、明石、高砂、姫路、三木、淡路島(洲本)などの高校は出場経験ありますが、加古川市内の高校として念願の夏も春も初出場したのが加古川北高校です。
とにかく兵庫に限らず、東西東京、神奈川、大阪、愛知などの野球私立の強いマンモス地区では公立高校が出るだけでも奇跡なのに、ここ数年で夏・春と立て続けに出た加古川北はたいしたもんです。
一方の長崎の波佐見高校。
東彼杵郡波佐見町という人口1万くらいの小さな田舎町の高校です。確か長崎県内で唯一、海に面していない自治体です。
波佐見町は有田・伊万里・三河内など焼き物陶芸で有名な波佐見焼の地元であり、「なんでも鑑定団」好きのお年寄りには超おなじみの名前です(笑)。
文化圏的には長崎というより佐賀のイメージがあります。昨日の試合でも隣町の佐賀県有田町の応援団もたくさんいたようです。県を越えて応援するのは非常にいいと思います。
波佐見高校は初出場の1996年夏、強豪の秋田経法大附、宇都宮南を破り、いきなりベスト8に入り旋風を巻き起こしました。
その後、県内では同じ田舎町県立高校の清峰高校が台頭し、2005年夏に初出場で快進撃したかと思えば、翌06センバツで準優勝、09センバツでついに長崎県勢初優勝しました。
波佐見高校は清峰をライバル視しており、自分たちも甲子園優勝という意欲を持っています。
佐世保市内の高校が低迷しているので、今は野球の盛んな佐世保の子供たちは波佐見か清峰に行って甲子園を目指すようです。
阪神の城島が今、地元佐世保の中学生だったら、大分の明豊に行ってたでしょうかね?
私は個人的に、甲子園常連高のうちで、優勝経験のない高校から、次に全国優勝しそうなのは、大阪の履正社か大分の明豊か長崎日大ではないかと思っています。何の根拠もありませんが。
加古川北vs波佐見は必見です。
今年は九州勢はかなり強いです。
1回戦突破した九国、波佐見、次に控える九学、鹿実と、九州勢が優勝するかもしれません。
昨年の春夏全国連覇の興南がベスト4に入れなかったくらいの高レベルですから。
最後に、昨年の秋の予想でも書きましたが、やっぱり香川西はダメだって言ったじゃん。日本文理に大敗。
四国大会決勝で明徳にコールド負けした実力なんだから。
準優勝だからと機械的に選出するより、同県選出になってもいいから高知高校のほうが実力は上だって、誰でもわかるじゃん。
香川県民の皆さん、ごめんなさい。