桃、栗3年、柿8年。この故事来歴に当てはめると、冷却3年、コンクリ8年となるのだろうか? 確実に長期戦になりそうな福島原発。。これ以上の被害が出ないのなら、長期戦でも構わない。とにかく収束してくれ、と願うばかりだ。
というわけで、ノー天気にクルマネタなど。オーストラリアでF1が開幕。今年のサーキットレースが始まった。予選をTVで見ていたが、可夢偉の走りに元気をもらった。決勝失格は残念だったが、今のチームやポジションで満足する器のドライバーじゃない。可夢偉が行くべき場所はもっと上だ。世界のトップとまともに戦える、日本人初のドライバーとして先が楽しみ。Go!Go!カムイだ。
個人的には今年のモーターレーシングは2月のデイトナで開幕。NASCARだ。アメリカンスタイルのレースは、日本では一段低く見られる傾向にあるが、なんの、なんのである。オーバルトラックが、単調なコース、単純なドライビング技術によるレースと思われれていることもあるが、頻繁に導入されるペースカー(黄旗)がレースの公平性を失わせていることに疑問を持つ人も多い。
ヨーロッパ型のレースに親しむと、どうしてもインディカー(チャンプカー)やストックカーは格下に見えてしまう。超A級と言われたCART上がりのドライバーが、軒並みF1で惨敗した例も効いているだろう。A.ザナルディ、M,アンドレッティ(当然マリオじゃなくマイケル)、J-P.モントーヤ(チャンピオンはとれなかったが唯一成功したドライバーかも)などで、逆にF1からの転身では、N.マンセル、FIA-GTクラスからの転身となるD.フランキッティ(奥さんアシュレイ・ジャッド)らが難なくチャンピオンを獲得したことで、欧米のレベル差がはっきりと見えていたような印象がある。
しかし、その一方でガチガチのハコレースとなるNASCARでは、フォーミュラー組はことごとく玉砕。CARTで成功したモントーヤ、フランキッティは言うに及ばず、ホーニッシュJr、果てはJ.ビルヌーブ(トゲのある言い方だが、一応F1のチャンピオン。だが、何に乗ってもダメという見方もある。ル・マンでプジョー908に乗った時は絵に描いた無惨! いかにウイリアムズが偉大であったか……)らはほぼ壊滅。モントーヤだけがなんとかトップグループ入りを果たした程度だ。
そのNASCARだが、オープニングセレモニーが楽しい。ほとんど毎回、国歌斉唱の終了に合わせ、空軍のセレモニーフライトが行われる。念入りに予行練習が行われ、秒単位の精度で飛んでくる。興味のない人にとってはそれだけの話だが、飛行機好きにとっては目を楽しませてくれる一瞬だ。
現在のNASCARは、アメリカ各地で年36戦(同一サーキットで年2開催のケースも多い)が行なわれ、最寄りの空軍基地から航空機が飛んでくるわけだが、その顔ぶれがおもしろいのだ。アナウンサーを含め解説者の皆さん(日テレG+、石見、福山、桃田、天野の諸氏)は、航空機にはあまり興味がなさそうで「あ、飛んできましたね」で片づけているが、飛行機好きが見たら、なかなかのものなのだ。
多いのはF15イーグル。州空軍も使っているため最も一般的な機材となる。F16ファイティングファルコンも比較的多い。ただ、F16の部隊でもサンダーバーズが飛んでくる例外的なケースがある。この場合は素直にラッキー! と喜んでしまう。この手のデモフライトは戦闘機部隊が多くなるためF/A18スーパーホーネットも珍しくない。戦闘機部隊の目新しさでいえば、やはりF22ラプターに尽きるだろう。
しかし、おもしろいのは非戦闘機系の機体が飛んでくるときだ。ただ一機で、オオッと思わせたのは、B52ストラトフォートレスが飛んできたときだった。大型機だと1機になるのね、と1人納得。笑ったのは、タンカーのKC-135が給油ノズルを伸ばして飛んできたときだった。NASCARに協力を依頼された空軍基地が、あの手この手で観客を驚かせようとしていることが分かるだけに、嬉しく楽しい。
度胆を抜かれたのはC-5ギャラクシーを見たとき。あんなデカイの飛ばしてくるか、と驚いたが、なんといっても決定打はB-2スピリットに尽きる。遠目に、ブーメラン? 全翼機? エッ? まさか? てな具合である。門外不出じゃないの?
B-2の密着取材を見たことがあるが、これがなかなかおもしろかった。さすがにB2クラスになるとキャビンスペースにゆとりがあり、パイロットシートの後方にボンボンベッドを置いていたのだ。取材クルーも不思議に思ったらしく「なに、コレ?」と聞いていたが、その答えがおかしかった。「フライトが長いんで、交替で休めるよう近所のホームセンターで買ってきた」と言うのだ。フルロードで飛び上がり、途中で空中給油を受けてアフガンへ。小隊規模での爆撃ミッションだったように記憶するが、戦闘機の護衛もなく夜闇に紛れての出撃。さすがB-2である。
いいのかなぁ、こんなノー天気なこと書いてて。ま、いいか。開き直って、いま、いちばん見たいのはB-1ランサー。B-1A、B-1Bはよく知られているが、制空戦闘の支援攻撃機として使える次世代型のB-1R。あるのか、ないのか知らないが、戦闘機並の超高速飛行能力を持ち(B-1Aの超音速とは次元違い)、アムラームを20発だか30発まとめて射出できる戦闘機キラーだ。第4世代機までなら餌食になること間違いなし。
中国のステルス機計画で米国防省がうろたえた? そんなことはないだろう。脅威としては当然評価するが、軍事力は相対戦力の優劣だ。一朝一夕で蓄積技術が凌駕されることはないはずだ。むしろ、進化型の第5世代機を準備する用意があるのでは、と思わせる。
そういえば、S新聞がF35に関する報道でひどい間違いを犯していた。この新聞、購読しているわけでもなく、時折ネットのニュースで目を通すぐらいなのだが、たまたま目にするニュース報道が、かなりの確率で質が低いため戸惑ってしまう。ライトニングⅡ、果たして日本はどうするんだろう。