こうした折に、一喜一憂という表現は適切なものだろうか? 福島第一原発の成り行きには翻弄されるが、最前線で沈静化の作業にあたっている方々には、感謝の念とともに無事であってほしいと祈るばかりだ。
振り返ってみると、やはり先遣は陸自のNBC部隊だったようだ。危機発生と同時に情報収集にあたっていたのだろう。どうなんだろう、指揮権が内閣官房直属という部隊もあるはずだが……。どちらかと言えば、テロ対策のNBCだから……。いやいや、詮索は無用。
福島クライシスは、考え出すと腹の立つことばかりだが、ひとつはっきりしているのは、人間のおごり高ぶりが生んだ人災ということだろう。黙視してきた事柄に対し、再検討する要素が無限に吹き出した大災害として大きな教訓になるのだろう。しかし、腹が立つ。政府の情報隠蔽なのか、欺瞞報道なのか。どうにも我慢できないのでひとつだけ。
福島第一原発の状況報道に不備が多すぎるのだ。「5号機/6号機が電力復旧により使用済み燃料冷却プールの温度が順調に低下~」という報道が繰り返されたが、20日になって「5号機の原子炉水温度が100度を切り~」のニュース。5/6号機は点検中と聞いていたが、原子炉水が100度? ということは、炉に燃料棒が入ったまま? ひと言もそんな報道はなかったと記憶するが……。冷却系の再起動が効かなかったら、1~3号機の二の舞になるところだった。
まあまあ、お気楽乗り物ブログ、視点を変え、TVや新聞が伝えきれていない乗り物の話でも。三菱自動車が電気自動車のiMiEVを提供したという。iMiEVはハイブリッド車と異なり100%電気駆動のため、ガソリンを必要としない。フル充電での定地走行なら160㎞前後の航続距離を持ち、緩充電なら14時間で100%の充電、急速充電なら30分で80%の充電が可能となっている。使用する上での前提条件は、当たり前だが、使用拠点に交流電源があることだ。逆に言えば、電力の回復した地点を使用の最前線拠点として設定することができる。この限りにおいて“燃料切れ”はない。
ガレキ除去用に戦車を投入。74式を2両投入する話だが、陸戦の主力兵器となる戦車には、進軍を補助するための派生モデルも用意されている。よく知られるところではサルベージモデル(自走不能になった戦車を回収してくるモデル)や簡易橋架橋モデル(渡河用の簡易橋を架橋するモデル)があり、ブレード(排土板)を装着してブルドーザーと同じ機能を持たせることも可能。ブルドーザーと異なる点は、エンジンが圧倒的に強力なこと、車体がクローズド構造となっているためNBC対応性が高いことにある。90式にも同種のモデルは用意されているはずだが、運用地の状況を考えると、車体の小型な74式のほうが機動性に優れ、こちらが選ばれたのではないかと思う。崩壊落下物が邪魔だからと、よもや主砲の斉射はないと思うが……。
原子力安全・保安院の会見を見ていたが、要領を得ないこと、はなはだしい。余計なことは知らなくてもよい、という役人体質がありあり。ケンカ腰の記者会見となってもおかしくないが、聞く方もよく耐えている。ひょっとして出来レース? いくらなんでも疑いすぎ?