モータースポーツ史上、最高のドライバーは誰か、と問われれば、答えは文句なくジム・クラークだ。では、2番目は? となると大いに迷う。実績、才能からすれば、これまた文句なくアイルトン・セナになるのだろうが、個人の思い入れからすれば、ジャッキー・イクスがマイフェバリットになる。
10代で早くも頭角を現し、ベルギーの若き天才少年レーサーと評されるほどの有望株。1960年代終盤からフェラーリ、ブラバム、ロータスと当時の一流チームを移り歩いたが、行く先々に金星をもたらすラッキーボーイぶりを発揮。シフトワークに絶対の自信を持ち、彼専用のギアリングを組み、モナコでただ一人5速をフルに使い切っていたという逸話すらある。
仕事の上では3度ほど、長時間のインタビューを行ったことがある。育ちがよいのにざっくばらんな人柄。すっかり取り込まれてしまった。お陰で、姿形がウリふたつの愛娘、ヴァニーナのファンにもなってしまった。彼女、可愛いと思いません?
どうなんだろう。グループCカー時代にレースを見始めた人は、イクスのことをスポーツカードライバーと思っているのでは? いえいえ、たとえば1969年、快進撃を続けるマトラ・フォードのジャッキー・スチュワートに、ただ一人真っ向立ち向かい、チャンピオン決定を幾度か阻んだのはほかならぬイクス。彼は紛れもないフォーミュラードライバーなのです。
ところで、独り言のつもりで誰にも言わずにやっていたこのブログなんだけど、ついに同業者のF君に見つかってしまった。でも、この手の情報収集には目ざといF君なら、さもありなんといったところで、まあ、恥をかかない程度に、このスタイルで続けていこうかと思っている。皆さんも、立ち読みよし、書き込みよし、の気軽なスタンスで、モータースポーツネタを楽しんでいってください。