ケルンのワッペンについて豆知識的な雑学的な解説をしてみよう。
詳細はStadt Köln にも載ってますよ、と。
日本だと市のマークとか別に大して意味がない、とは言わないけれどそんなに頻繁に目にするものでもないけれど。
ドイツでは結構重要なものだったりします。
まぁもちろん中世貴族のステータス的な意味合いを持つワッペンと市のワッペンは別物ですけど。
ケルンは古くから交通の要として栄えてきた街でもあるし、中世にはハンザ同盟の中核都市でもあったので
ケルンのワッペンには重要な意味合いがありました。
ケルンのワッペンが赤と白なのはハンザ同盟に由来してるそうな。
そういやハンブルクとかブレーメンも赤地に白抜きだものね。
赤地にある3つの王冠はdie Heiligen Drei Königeを示しています。
DOMには神聖ローマ帝国の皇帝バルバロッサから贈られたdie Heiligen Drei Königeの遺骨と言われている黄金の棺が安置されています。
聖書に馴染みが無い日本人にはピンとこないですが、この3人の王様、キリストが生まれた時に来て、福音を授けたという東方の三博士(三賢人?)というやつです。
マーゴイがどうしたら王になったんだろう、と悩むところだけれど。
もっと言うと、新約聖書には3人とは書かれてないので、実は3人じゃないかもしれなかったり…というのはまた別問題なので今は辞めとこう、そうしよう。
3人じゃなかったら、ケルンのDOMにあるのはなんじゃいな?!ってなっちゃうしね(苦笑)
白地に描かれている11の涙は、11人の聖処女の涙。
これはheilige Ursulaの物語に由来しています。
ちなみにこのHeilige Ursulaの物語は諸説あるらしく(しかも実在した人物かどうかも疑わしいらしい)よくわかりませんが、私が聞いた話だと、ブリタニアの王子(異教徒)と結婚するに当たり、3年以内に王子が洗礼を受けることを条件とし、本人は侍女10人と巡礼の船旅に出たものの、ケルンに着いたらケルンを包囲していたフン族の虐殺に巻き込まれて、全員がケルンで殉死した、というお話(はしょりすぎ?)
というわけで、St.Ursulaがケルンの守護聖人となり、ワッペンにもこの物語が由来する図柄が用いられた、という。
まぁなんかこういろいろ聖書に由来するモチーフって結構あり。
例えばBremenの紋章の鍵は「ペトリの鍵」だしねぇ。
個人的にはベルリンのクマもいいと思うよ。ニーダーザクセンは馬だっけ?
そんなドイツの紋章小話でしたとさ。
ちゃんちゃん