初恋のきた道


『初恋のきた道』 (2000・中国,アメリカ)

監督:チャン・イーモウ

撮影:ホウ・ヨン

音楽:サン・パオ ウー・ラーラー

キャスト:チャン・ツィイー チェン・ハオ チャオ・ユエリン スン・ホンレイ


この間、同監督の『至福のとき』を見まして、恥ずかしながら涙をこぼしました。(映画で泣いたのは実に『大地の子』ぶり。)性格の悪い継母にいじめられていた盲目の少女と、気はいいけれど冴えない中年男の物語で、結論からいうとあれはきたない(笑)。だって泣かせようとして作ってますもん。まぁ、まんまとかかったわけですけれど(笑)。でも映像も僕好みのスタイルでしたし、この映画で再びチャンイーモウ氏に興味を持ちまして(ずっと前に『秋菊の物語』は見たのですが、あまり印象に残っていませんでした)、3作目として見てみました。


小さな村で一人の老人が死ぬところからストーリーは始まります。町へ出て働いていた息子は村に戻ってきて、村長さんと葬儀の方法について話します。すると、母が伝統的な葬儀をするといって、周りを困らせているということを聞きます。息子は意地をはらぬよう諭しますが、頑なに母は言うことを聞きません。そして息子は一枚の写真を発見し、この両親の壮絶な恋の物語を回想していく・・・。と、つまりこの夫婦の過去のラブストーリーですね。この中に、「手作り料理」「青い柄の茶碗」や「文革」、または白黒とカラーの映像の混合など、作品を飾るスパイスがふんだんに使われており、けっこう楽しめる映画でした。個人的には映像と音楽が特によかったです、あとチャン・ツィイーもやっぱりかわいかったし。もっとも今回は泣きませんでしたけどね。(笑)


【勝手に採点:★★★★★★★★☆☆


THE OTHER FINAL


THE OTHER FINAL』 (2002・日本,オランダ)

監督:ヨハン・クレイマー

撮影:レックス・ブランド

音楽:マーセル・ワルヴィッシュ

キャスト:ディニッシュ・チェトリ オットリー・ラボーデ


これは2002年の日韓ワールドカップ決勝戦(ブラジル対ドイツ)と同日、アジアの仏教国ブータンで行われた「もう一つの決勝戦」のドキュメンタリーです。「もう一つの決勝戦」とは、FIFAランキングの最下位2国、202位のブータンと203位のモンセラート諸島が試合をして、最下位を決定する試合のことです。

このフィルムでは試合開催が決定した日から、実際に試合が行われた日までを描いているものなのですが、こう言ってはなんですけれど面白い。次から次へと災難が襲い掛かってくるんですね。両チームともコーチが不在になったり、モンセラートの選手たちがカルカッタで足止めをくらったことが原因で感染症に罹ったり、審判が前日まで決まらなかったりと、日本で行われる決勝戦とは規模が全然違うわけですね。しかし、僕個人的にはこの試合には胸をうたれるものがありました。それは、本来サッカーとはこうあるものではなかったか、と。


オリンピックでもそうですが、このように世界規模のスポーツ大会となると、スポンサーである大企業を宣伝することが最優先、みたいな「金儲け」が中心にあってスポーツはおまけのようなところがありますよね(まぁある程度は仕方ないのかもしれませんが)。それに比べると規模も小さいおかげで、「一般庶民が楽しむためのサッカー」であるこちらの決勝戦の方が、選手も観客も楽しんでいるように見えました。愛国主義的で狂気的な熱狂ではなくて、純粋にボールが蹴られているのを見て楽しむ、というシンプルな熱狂がそこにはありました。
 
あと大きな声では言えませんが、NikeAdidasはこの試合のスポンサーになるの拒否したみたいです。何だかせこくていやですね~(笑)。


そんなわけで、興味を持たれた方は是非見てみてくださ~い。


【勝手に採点:★★★★★★★☆☆☆


アザー・ファイナル公式ページ

2046

2046』 (2004・香港)
監督:ウォンカーウァイ
撮影:クリストファードイル
音楽:梅林茂
キャスト:トニーレオン チャンツィイー フェイウォン コンリー 木村拓也


さてさて記念すべき第1回は、先日ようやく見た香港の巨匠、ウォンカーウァイ氏の作品『2046』。

なかなか好き嫌い分かれそうな映画でしたが(世間でも悪評が立っているのかな?)、個人的にはとても面白かったです。では簡単な本編の簡単な感想を。


ストーリーは相変わらず所々に布石がふってあって、流れるような展開が面白かったです。しかしこの映画の何よりの魅力は、ストーリーもさることながら、これだけの大スターを一度に使った豪華キャストと、クリストファードイル氏の華麗な映像、そして『LOVERS』も手がけた梅林茂氏の繊細な音楽、これに尽きます。まだ見ていない方は、もしストーリーが自分に合わなくても、映像と音楽で楽しめること(たぶん)間違いなし!


【勝手に採点:★★★★★★★★★★


2046公式ページ




こんにちは、はじめまして。aciktimと申します。

フランス映画や中国映画など、今までそれなりに映画を見てきました。

しかしほとんどの作品は、ノートに感想をつけているでもないし、見た後そのまんまになっています。

それをなんか勿体ないなぁ、と思いまして

(きっと今までの人生で、150本くらいは見てるハズだから時間にしたら・・・とんでもない時間ですもんね)

せっかくだから鑑賞記録を残そう、とブログを始めてみることにしました。

いつまで続くやら僕にも分りませんが、とりあえず3ヶ月を目標にやってみたいと思います。
自分自身も今後の展開が楽しみですね。

それでは、ブログ映画記のはじまりはじまり~!