AN1x

1997年にYAMAHAから発売されたアナログモデリングシンセ。
発売後、数年に渡ってデザインの拙さを指摘されつづけて、投売りの対象にもなった機種ですが、
入手価格の割に音は良いので、愛用しています。

90年代のクラブミュージックブームに乗った形で、各社から色々な機種が発売されましたが、
AN1xも、そんな機種の一つです。
RolandはGrooveBoxシリーズ、KORGはElectribeシリーズでヒット作を出していますが、
YAMAHAは、この手の機種で、商業的な成功を収めたとは言いがたいと思われます。

スペック的には61鍵で同時発音数10音と、テクノ用途で使用するには十分なものです。
価格もかなり押さえられていて148,000円。
鍵盤も価格の割にはしっかりした作りで、
8つのノブの機能を切り替えながら音をエディットするのは慣れてしまえば快適です。
そして何よりも同価格帯のシンセと比較すると圧倒的に音が良いです。

音のバリエーションは見た目に反して結構広く、
303風のアシッドベースからパッド、エレピやシンセブラス等が比較的簡単に作れます。
傾向としてはWaldorf等が近いと思います。
どちらかと言えば、綺麗目の音の方が得意な機種と言えるでしょう。

海外では人気機種でしたが、国内では、あまり人気があったとは言えません。
筐体デザインさえ違っていれば、結構な人気が出たのでは?という人も多く、
最近では極々一部で再評価が高まっています。


YAMAHA旧製品情報

http://www.yamaha.co.jp/product/syndtm/p/synth/an1x/index.html