微幸

哀しみの果てに見た
微かな幸せ

貴方の瞳にも
見えていますか？


淵から救ってくれたのは
紛れも無く貴方だから

私は貴方に尽くすのです。



ありがとう。
貴方が好きです。

もし迷惑なら
姿を消します。

貴方が誰より
大事だから。



哀しみの果てに見た
微かな幸せ

貴方の魅せた
違う世界。





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王子様

キラキラした
大きな瞳で

上目遣いに見つめないで



意外と低い
甘い声で

耳元で囁かないで



何があっても
やっぱり駄目だよ



キミを忘れる事は
できやしないよ



キミはずっと
王子様だよ



今までもずっと

これからもずっと



決して叶う事は無いから

王子様のままなんだよ





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おしらせです。

鈍く濁った 夕空に

低く 低く

つばめさんが旋回します。



『あしたはあめがふりますよ』って

低く 低く

宙を滑ります。





小さな雛を 愛でる様に

やわく やわく

つばめさんが育てます。



『夏になったら 一緒に翔ぼう』って

やわく やわく

育てあげます。





ほら なつは

もうすぐそこ。



きみもあたしも

とべるかな。





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