とかげのしっぽ -4ページ目

あかねいろ

雨上がりの空

茜色の夕焼け

君も見てる?

きっと見てないね

それでも空は

あたしと君の

頭の上に

拡がっているよ



雨はやんだよ

君の目に映るものは

なんですか?





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空の涙

瞳に溜まっては
流れ落ちず

上を向いて
只ひたすらに

震える手が
求めるものは

慣れ親しんだ
キミのぬくもり



空が泣くと
寂しさが増す

風が鳴くと
愛しさが増す



叶わぬ約束
待ち続けても

只怪物の様に
増幅するだけ



風雨の冷たさ
振り払う様に

口ずさむのは
春のうた



言い表せぬ
恐怖を抱いて

面に出すのは
偽りの笑顔



空の涙は
カラのナミダ

言い知れぬ不安と
隣り合わせ






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あかい さかな

あたしは さかな。

あかい おさかな。

ちいさい あかい おさかなさん。



みんなも さかな。

くろい おさかな。

おおきい くろい おさかなさん。



ちいさいから めだたないけど

あかいからすぐ みつかるの。



だれにも きづかれずに

およぎたいのに

すきなところに

いきたいのに



どこにいっても みんなしってる。

なにをしてても みんなみてる。



みんな みないで。

こっち みないで。



みてていいのは

きみだけなのに。





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